不動産投資のローン借り換えは、単なる金利の見直しではありません。キャッシュフロー改善や返済期間の調整によるデッドクロス対策など、中・長期の投資戦略全体に影響する重要な施策です。本記事では、不動産投資ローン借り換えの仕組みからメリット・デメリット、実際に審査を通すためのコツまで網羅的に解説します。ぜひ、最後までご覧ください。
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この記事で分かること
- 不動産投資ローンの借り換えとは、より良い条件の金融機関へ契約を切り替える財務戦略であり、金利引き下げだけでなくキャッシュフロー改善やリスク分散などの目的がある
- ローン借り換え時は目先の金利差だけでなく、損益分岐点や出口戦略を見据えた冷静な判断が必要
- ローン借り換えで成功するには、物件の収益性を証明する資料や事業計画書の作り込みが不可欠であり、複数の金融機関への打診や専門家の活用がポイントとなる
目次
不動産投資ローン借り換えの仕組みと目的
最初に、不動産投資ローン借り換えの基本的な考え方について整理します。
1. 不動産投資の「借り換え」とは
2. 不動産投資ローン借り換えの目的
3. 不動産投資ローンならではの審査基準
4. 不動産投資のローン借り換えができる金融機関の種類と特徴
不動産投資ローンの「借り換え」とは
不動産投資ローンの「借り換え」とは、現在利用している金融機関とは別の金融機関で新たにローンを組み直す財務戦略です。より良い条件を提示してくれる金融機関へ契約を切り替え、融資された資金で既存のローンを一括返済する手続きを行います。
借り換えに期待する効果は、単なる金利の引き下げだけではありません。投資全体の収支バランスの整備やリスク構造の見直しなど、目的は多岐にわたります。ただし、借り換えには厳格な審査や諸費用がともなうため、すべてのケースで有利になるとは限りません。借り換えの成果は個人の属性だけでなく、物件の収益性や残債、残存期間など複数の要素に左右されるため、慎重な判断が必要です。
下記の記事では、収益物件について詳しく解説しています。興味のある方は、ぜひご覧ください。
関連記事:収益物件とは?メリット・デメリットや購入時のポイント、運用などを解説
不動産投資ローン借り換えの目的
不動産投資ローン借り換えの背景には、さまざまな目的があります。
| キャッシュフローの改善 | 返済期間を延長して月々の返済額を圧縮し、手元に残る資金を増やす |
|---|---|
| 金利負担の軽減 | 低金利の金融機関へ切り替え、総返済額を削減する |
| 金利上昇リスクへの備え | 変動金利から固定金利へ切り替え、将来の返済額を確定させる |
| 団体信用生命保険の見直し | 借り換え時に最新の保障内容へアップデートする |
| 財務体質の改善 | 銀行系などへ一本化し、次の融資審査を有利に進める |
物件購入後に家賃収入(インカムゲイン)を増やすには、家賃を上げるか空室を減らす対策をとるのが一般的です。しかし、これらは市況や入居者などの外部環境にも左右されます。一方、不動産投資のローン借り換えは、投資家自身の判断で収支を改善できる可能性があります。日頃から「ローン借り換え」の選択肢を視野にいれ、課題や改善目的を意識しておくと良いでしょう。
家賃収入(インカムゲイン)の仕組みや経費、相場などについて詳しく知りたい方は、下記の記事もあわせてご覧ください。
関連記事:マンションの家賃収入で暮らせる?手取りや税金などをやさしく解説
不動産投資ローンならではの審査基準
不動産投資ローンの審査は住宅ローンと異なり、個人の返済能力に加えて物件の収益性が重視されます。たとえオーナーの年収が高くても、物件の収益性や積算価格が不足していると判断された場合は、借り換えが難しくなります。
| 個人の属性 | 年収、勤続年数、勤務先の安定性、他の借入状況、信用情報など |
|---|---|
| 物件の収益性 | 賃料、入居率、積算価格、大規模修繕の有無、残存耐用年数など |
| 事業の継続性 | 過去の賃貸経営実績、確定申告書の内容、将来の収支見通しなど |
不動産投資ローンは住宅ローンより金利水準が高く、諸費用も高額になりがちです。既存ローンを一括返済する際の違約金も、金融機関や契約内容によっては高額になるケースがあるため注意しましょう。ローン借り換えの前に契約書の期限前弁済(繰り上げ返済)条項を確認することをおすすめします。
不動産投資のローン借り換えができる金融機関の種類と特徴
金融機関の融資条件は、金融機関の融資方針や個人の属性、物件の収益性によって異なります。そのため、自分の投資・借り換え方針と、保有物件の特性にマッチした金融機関を探すことが重要です。ローン借り換えの相談が可能な金融機関について、一般的な特徴と傾向をまとめました。
| 借入先 | 金利相場の目安 | 審査難度 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 都市銀行 | 約1.5~2.5% | 高 | 都心かつ高収益物件に加え、オーナーの安定した属性が求められる |
| 地方銀行 | 約1.8~4.5% | 中~高 | 地域密着型でエリア内の物件に強く、積算価格重視の傾向 |
| 信用金庫・信用組合 | 約2.0~4.8% | 中 | 地域の築古や小規模物件に強く、比較的対応が柔軟 |
| 日本政策金融公庫 | 約1.5~3.5% | 中~高 | 事業性評価を重要視する傾向 |
| ネット銀行 | 約2.0~4.2% | 低 | 事務手数料が高いケースもあるため、諸費用を含めた総合的な判断が必要 |
| ノンバンク | 約3.5~6.0% | 低~中 | 審査スピードは速いが、金利が高いぶん、返済リスクが高い |
ベストな金融機関の選択肢は、個人や物件ごとに異なります。また、トレンドやキャンペーンといった「時期もの」的な要素も無視できません。日頃から各金融機関の動きに注目しつつも、判断が難しい場合は、物件や金融機関に精通した不動産会社などの専門家へ相談すると安心です。
不動産投資のおすすめ相談先について知りたい方は、下記の記事もあわせてご覧ください。
関連記事:不動産投資のおすすめ相談先6選!選び方や相談時に押さえるべきポイントを紹介
不動産投資ローンの金利相場や金融機関ごとの特徴についてより詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
関連記事:不動産投資ローンの金利相場は?選び方から低金利で借りるコツまで丸ごと解説
不動産投資ローンを借り換える6つのメリット
不動産投資ローン借り換えにより、収支改善やリスク軽減が期待できます。ここでは、ローン借り換えによって得られる主なメリットを6つ紹介します。
1. キャッシュフローが改善する
2. 返済期間の延長がデッドクロス対策になる
3. 金利上昇リスクに備えて、金利タイプを選び直せる
4. 団体信用生命保険(団信)の保障内容を見直せる
5. オーバーローンが活用できる
6. 金融機関からの評価が向上し、次の融資がおりやすくなる
メリット1.キャッシュフローが改善する
ローン借り換えのメリットの一つは、適用金利を下げることで得られる「キャッシュフローの改善」です。借入金額が大きいほど効果は高く、0.5%の金利低下が総返済額で数百万円の削減効果につながるケースも珍しくはありません。
月々の返済額を圧縮できれば、浮いた資金を将来の修繕費や貯蓄に回すことも可能です。まずは現在の金利と市場金利を比較し、金利が高いまま運用している方は見直しを検討してみてはいかがでしょうか。
参考までに、35年(420回)の返済期間かつ元利均等返済を想定したシミュレーションを作成しました。例として、金利による月々の支払額と総支払額の違いをご覧ください。
| 条件 | 1億円 | 1億5,000万円 | 2億円 |
|---|---|---|---|
| 1.5% | 306,184円 (128,597,280円) |
459,277円 (192,896,340円) |
612,369円 (257,194,980円) |
| 2.0% | 331,263円 (139,130,460円) |
496,894円 (208,695,480円) |
662,526円 (278,260,920円) |
| 2.5% | 357,495円 (150,147,900円) |
536,243円 (225,222,060円) |
714,990円 (300,295,800円) |
| 3.0% | 384,850円 (161,637,000円) |
577,275円 (242,455,500円) |
769,700円 (323,274,000円) |
| 3.5% | 413,291円 (173,582,220円) |
619,936円 (260,373,120円) |
826,581円 (347,164,020円) |
| 4.0% | 442,775円 (185,965,500円) |
664,162円 (278,948,040円) |
885,549円 (371,930,580円) |
| 4.5% | 473,257円 (198,767,940円) |
709,885円 (298,151,700円) |
946,513円 (397,535,460円) |
| 5.0% | 504,688円 (211,968,960円) |
757,032円 (317,953,440円) |
1,009,375円 (423,937,500円) |
※実務面の見やすさを考慮して円単位に四捨五入しているため、誤差が生じる可能性があります
※諸費用・保証料等は含まれていません
※実際の融資では、審査により金利が決定します
ノムコム・プロの「不動産投資シミュレーション(キャッシュフローシミュレーション)」も、ぜひご活用ください。
▲不動産投資シミュレーション(画像をクリックすると移動します)
メリット2.返済期間の延長がデッドクロス対策になる
原則、契約中の不動産投資ローンの期間を延長することはできません。しかし、ローン借り換えならば、返済期間を30年などの長期期間に設定し直せる場合があります。ローンの元金返済額が減価償却費を超えた状態にある「デッドクロス」の対策として効果的です。
通常、建物の減価償却期間が終了すると、節税効果も減少します。この局面で「経費にならない元金返済」の負担が大きいままだと、キャッシュフローがマイナスに転落しかねません。ローン借り換えで返済期間が延長できれば、月々の元金返済額も圧縮され、手元の資金繰りに余裕が生まれやすくなります。特に減価償却期間の終了が近づいている物件のオーナーにとっては、有効な選択肢の一つです。
| 総返済額 | 月々の返済が圧縮される一方で、完済までの総支払額は増加する場合がある |
|---|---|
| 投資効率 | キャッシュフローの確保と総支払額の抑制のどちらを優先するかの判断が必要 |
| 出口戦略 | 元金の減るスピードが遅くなるため、将来の売却時にオーバーローンにならないかシミュレーションが必要 |
メリット3.金利上昇リスクに備えて、金利タイプを選び直せる
2025年12月、日本銀行は政策金利(短期金利)を0.5%から0.75%へ引き上げました。長らく続いた超低金利時代は転換期を迎え、今後も金利上昇が続くと各専門家が予想しています。こうした背景から、金利上昇と将来の返済額の変動に不安を感じ、不動産投資ローンの金利タイプを見直す方も少なくありません。
| 現在の金利タイプ | 借り換え後の選択肢 | 期待できる効果 |
|---|---|---|
| 変動金利 | 全期間固定金利 | 将来の返済額を確定させ、継続的な金利上昇リスクを回避する/長期的な収支計画が立てやすくなる |
| 固定金利 | 変動金利 | 現時点での低い金利を活用し、当面の返済負担を軽減する |
| 固定金利 | 新たな固定金利 | 再度一定期間の金利を固定し、中・長期の収支計画を安定させる |
金利タイプの選択は、自身のリスク許容度や投資方針によっておすすめが異なります。まずは現在の資産や収支状況を棚卸しして、現状を正しく把握しましょう。そのうえで金利がさらに上昇した場合の返済額をシミュレーションし、借り換えを検討する具体的な金利の数値を定めておくことが重要です。
メリット4.団体信用生命保険(団信)の保障内容を見直せる
不動産投資ローン借り換えの際、団体信用生命保険(団信)も新たに加入し直すケースがあります。この場合、保障内容を最新のものにアップデートできる可能性があるのも大きなメリットです。
最近の団体信用生命保険(団信)は「がん保障」「全疾病保障」「3大疾病保障」など、保障範囲が拡充されたプランも増えています。万が一の際には、家族にローン残債が完済された「借金のない不動産」を残せるため、生命保険の代替的な役割も果たします。金利水準が同程度であっても「より手厚い保障に切り替える」という観点で、借り換えを検討する方も少なくありません。ローン借り換えの検討時は、団体信用生命保険(団信)の保障内容も比較項目に加えましょう。
◎団体信用生命保険(団信)の注意点
●不動産投資ローンにおいて団体信用生命保険(団信)加入は必須ではない(ただし、ワンルームマンションでは必須)
●金融機関によっては加入が任意・限定的な場合もある
●保証内容や条件は吟味する
メリット5.オーバーローンが活用できる
金融機関によっては、不動産投資ローン借り換え時に、物件の修繕・リフォーム費用を上乗せ融資してくれる場合があります。このオーバーローンの仕組みを活用すれば、自己資金を大きく取り崩すことなく、外壁塗装や室内修繕の実施が可能です。物件の魅力が向上すれば、賃料アップに加えて空室対策の効果も期待できます。資金調達と物件価値の向上を同時に進められる点は、大規模修繕を控えているオーナーにとって魅力的な選択肢といえるでしょう。
◎オーバーローン活用の注意点
●すべての金融機関が対応しているわけではない
●修繕内容・見積書の提出が求められ、使途が厳格に管理される
●物件評価や収益性次第では、希望額どおりに借りられない場合がある
メリット6.金融機関からの評価が向上し、次の融資がおりやすくなる
不動産投資の規模拡大をめざすオーナーにとって、ローン借り換えは単なるコスト削減策ではありません。次のステージへ進むための重要な財務戦略としても、位置づけられます。不動産投資のローン借り換えで、より低金利の金融機関へ移行できれば、財務体質の改善が見込めます。金融機関は融資審査で財務状況を厳しく確認するため、安定した返済実績が次の融資に有利に働くケースが多いといえるでしょう。
具体的には、貸借対照表(BS)上の負債構成が改善し、返済比率が下がることが評価につながります。結果的に追加融資の枠が広がり、追加の物件取得もしやすくなります。
◎評価向上を狙う際の注意点
●借り換えによる評価向上は、金利低下やキャッシュフロー改善が実態としてともなう場合に限られる
●借り換え時は安定した稼働実績や資産背景など、納得できる材料をそろえる
●金融機関は借り換え後の返済実績や収支状況も重視するため、短期的に評価が変わるとは限らない
不動産投資ローン借り換え6つのデメリットと対策
不動産投資のローン借り換えは、メリットばかりではありません。デメリットやリスクとその対策を6つずつ紹介します。
1. 諸費用が高額になりやすい
2. 既存の金融機関との関係性が悪化する恐れがある
3. 手間と労力がかかる
4. 総支払額が増加するリスクがある
5. 変動金利選択時に金利上昇の懸念がある
6. 借り換え戦略を立てにくい
デメリット1.諸費用が高額になりやすい
ローン借り換え時は融資事務手数料や保証料など、借入額の数%程度の手数料が発生するのが一般的です。金利差による削減額より諸費用のほうが高ければ、「借り換え損」でコスト倒れになりかねません。
特に注意が必要なのが、既存の金融機関へ支払う「全額繰り上げ返済の違約金」です。固定金利期間中に借り換える場合、残存期間分の高額な利息相当額を請求されるケースもあります。目先の金利差だけで判断せず、完済までのトータルコストを計算しましょう。諸費用を引いてもプラスになるか、綿密なシミュレーションが必要です。
◎対策
●投資回収(イニシャルコストの償却)期間を確認する
●違約金が発生する期間や減額される時期を確認する
●ローン借り換えの恩恵が見込めない場合は、既存の銀行へ金利の引き下げ交渉を行うのも一つの手法
デメリット2.既存の金融機関との関係性が悪化する恐れがある
不動産投資ローンの途中解約は、金融機関にとって将来得られるはずだった利息収入が失われることを意味します。そのため、配慮に欠けると、同金融機関からの今後の融資姿勢に影響を及ぼす恐れも否定できません。
地方銀行や信用金庫など、地域での長期的な関係性を重視する金融機関が相手の場合は注意が必要です。その金融機関との将来的な取引に多大な影響を及ぼすので、時には短期的なメリットよりも長期で関係性を深め、より良い条件獲得に向けた戦略をとることも必要だと覚えておきましょう。
◎対策
●今後もその金融機関と取引を継続する可能性を整理しておく
●全額ではなく、一部借り換えや次回融資は別行で検討するなど、関係を完全に断たない選択肢も検討する
●解約理由は感謝とともに前向きかつ誠実に伝え、感情的な対立を避ける
デメリット3.手間と労力がかかる
不動産投資のローン借り換え時は、新規融資と同等以上に多くの書類を用意しなければなりません。確定申告書や納税証明書、登記簿謄本、レントロールなど、種類は多岐にわたります。平日に役所に出向くほか、管理会社との頻繁なやりとりも発生します。金融機関ごとに求められる資料形式が異なる点も、負担となる一因です。本業を持つ方にとっては、なおハードルが高いのではないでしょうか。
また、苦労して書類をそろえても、審査に通るとは限りません。物件の評価額不足や転職による属性変化などを理由に審査で否決されるケースも多々あります。個人で複数機関とやり取りをするのは費用対効果に見合わない場合も多いため、注意が必要です。
◎対策
●日頃から資料を定期的にそろえ、データ化しておく
●金融機関ごとの必要書類をまとめて一元化したリストを作成し、効率的に準備を進める
●不動産投資のローン借り換えに詳しい不動産会社などの専門家に効率化を相談する
デメリット4.総支払額が増加するリスクがある
不動産投資ローンの借り換えで返済期間を延長すると、元金の減るスピードが遅くなります。結果的に月々の返済額は減少しますが、完済までの総支払額が増加する傾向があるため、慎重な判断が欠かせません。
出口戦略を本格的に検討し始めた際に、想定よりもローン残債が減っておらず、希望額で売却できないケースも少なくありません。ローン残高が売却価格を上回ると自己資金の持ち出しが必要となり、「売りたくても売れない」状況に陥るリスクが高まります。不動産投資のローン借り換えは、将来の純資産の積み上げや出口戦略まで見据えた判断が重要です。
◎対策
●ローン借り換え後の返済期間を安易に延ばさず、残債の減り方をシミュレーションする
●「繰り上げ返済」を視野に入れる
●将来の売却時期を想定し、売却想定価格とローン残高の関係を定期的に見直す
デメリット5.変動金利選択時に金利上昇の懸念がある
不動産投資ローンを変動金利で借り換える場合、今後も金利が上昇していく懸念は無視できません。例えば、0.5%の金利削減をめざして変動金利に借り換えたとします。しかし、直後に市場金利が1%上がれば、借り換えのメリットが相殺される恐れがあります。場合によっては、当初に想定していた返済額を上回り、キャッシュフローを圧迫するリスクも視野に入れなければなりません。
金利が1~2%上昇しても耐えられるか、慎重に検討することが重要です。多少の変動では返済が滞らないよう、キャッシュフローには十分な余白を持たせましょう。
◎対策
●金利が上昇した場合の返済額シミュレーションを複数パターンで行う
●キャッシュフローを十分に確保し、返済余力にバッファーを持たせる
●固定金利や一定期間固定型との比較検討を行い、金利タイプを戦略的に選ぶ
デメリット6.借り換え戦略を立てにくい
不動産投資のローン借り換えは新規物件購入に比べて融資額が抑えられやすく、相対的に金融機関側の収益性も低くなりがちです。こうした背景もあり、融資姿勢や評価基準を積極的に発信している金融機関が少なく、情報を得にくいのもデメリットの一つです。
ローン借り換えを成功させるには、「どの金融機関が借り換えに積極的か」「自分の属性・物件でどの程度の条件が引き出せるか」といった実務的な情報が欠かせません。しかし、こうした情報は外部からは確認しにくく、大半は問い合わせが必要です。一人では対応しきれず、結果的に「手当たり次第に申し込んで否決を重ねる」「本来なら通るはずの金融機関を見逃す」などの好ましくないケースにつながる恐れも否定できません。効果的な借り換え戦略を立てるには、現場に近い情報源へアクセスすることが重要です。
◎対策
●不動産会社や投資家コミュニティが主催するセミナー・勉強会へ参加する
●複数の金融機関と取引実績のある不動産会社と、普段から関係性を構築しておく
●金融機関へ直接アプローチを行い、各金融機関の審査基準の傾向を把握する
不動産投資ローン借り換えにかかる主な費用と費用相場
不動産投資ローンの借り換えには、必ず諸費用が発生します。金利差による削減効果があっても、費用が高すぎれば本末転倒です。ここでは、主な費用の内訳や相場を解説します。
1. 借り換えにかかる費用と費用相場
2. 【損益分岐点付き】借り換えを検討すべきケースと控えるべきケース
借り換えにかかる費用と費用相場
ローン借り換え時に発生する費用は、主に「新しい金融機関へ支払う費用」「登記関連費用」「既存金融機関へ支払う費用」の3種類です。あくまでも目安にすぎませんが、参考として、それぞれの内訳や相場を紹介します。
| 費用項目 | 費用相場 | 備考・注意点 |
|---|---|---|
| 融資事務手数料 | 借入金額の2.2%(税込) | ●借り換え諸費用で最も高額になりやすい ●「3万円」などの定額型も少数ながら存在 |
| 保証料 | 1.金利上乗せ型:年率+0.2~0.3% 2.一括払い型:借入金額の約2% |
●金融機関により体系が異なる ●金利上乗せ型は初期費用を抑えられるが総支払額は増加する傾向 ●保証会社を使わない金融機関もある |
| ローン契約印紙税 | 2万円~6万円 | ●電子契約(Web完結)の場合は不要のケースもある |
| 費用項目 | 費用相場 | 備考・注意点 |
|---|---|---|
| 抵当権設定 登録免許税 | 借入額の0.4% | ●投資用ローンは軽減税率の対象外 |
| 抵当権抹消 登録免許 | 不動産1件につき1,000円 | ●土地と建物のそれぞれに発生 ●マンションは「敷地権付き建物」のため注意 |
| 司法書士報酬 | 5万円~10万円 | ●抵当権の抹消と設定の両方で必要 |
| 費用項目 | 費用相場 |
|---|---|
| 繰上返済違約金 | 1.なし 2.定率型:元金残高の1~3% 3.固定金利期間中の利息相当型:残存固定期間分の利息全額 4.期間限定型:5年以内は2%、5年超は0円など |
借り換え費用のなかで最も見落としやすく、かつ金額が大きくなりやすいのが「繰り上げ返済違約金(期限前弁済手数料)」です。これは既存ローンを一括返済する際に、現在の金融機関へ支払う費用です。違約金の計算方法は金融機関や契約内容によって大きく異なります。ローン借り換えを検討する前に、現在の金銭消費貸借契約書の期限前弁済条項を確認しましょう。
| ●融資事務手数料(2.2%) | 110万円 |
| ●保証料(一括払い型2%) | 100万円 |
| ●抵当権設定 登録免許税(0.4%) | 20万円 |
| ●抵当権抹消 登録免許税(1,000円×2) | 2,000円 |
| ●司法書士報酬 | 10万円 |
| ●印紙税 | 6万円 |
| ●繰り上げ返済違約金(2%) | 100万円 |
【損益分岐点付き】借り換えを検討すべきケースと控えるべきケース
不動産投資のローン借り換えには、成功率が比較的高いとされるケースやタイミングがあります。該当する場合は検討の余地がありますが、避けるべき場合を冷静に判断することも重要です。まずは、自身の状況と照らし合わせましょう。
| 残高1,000万円以上・残存期間10年以上 | ●今後支払う利息総額がまだ十分に大きい ●たとえわずかな金利差でも数年、数十年で大きな差となる可能性がある |
|---|---|
| 金利差が1.0%以上(残高次第で0.5%でも可) | ●一般的に金利差1.0%以上なら諸費用を払っても十分なメリットがある ●まずは現在の金利と市場相場を比較 |
| 固定金利期間終了のタイミング | ●期間満了後に引き続き固定、もしくは変動への切り替え選択ができる ●より条件の良い金利パターンへ借り換えられる可能性がある |
| 大規模修繕のタイミング | ●借り換えと同時に修繕費用の上乗せ融資が期待できる ●自己資金を圧迫することなく、物件の価値を向上させられる |
| 個人の属性の向上 | ●年収上昇、勤続年数の増加、不動産賃貸業で3期以上の黒字決算実績など ●金融機関にとってポジティブな材料 ●より良い条件を引き出すための交渉材料として活用する |
| 同じ銀行で他のローンを併用している | ●すでに今の金融機関で他融資を利用している、もしくは今後利用する予定がある ●借り換えで関係性が悪化すると、他のローンも打ち切られるリスクがあるため、取引関係を総合的に判断する |
|---|---|
| 違約金発生期間の終了が見えている | ●一括返済の違約金は「支払開始から◯年以内」と期限が設定されていることが一般的 ●契約書を確認し、違約金発生期間終了が近い場合は待ったほうが出費を抑えやすい |
| キャッシュフローがプラスで返済に問題がない | ●キャッシュフローがプラスで返済が厳しくない状況では、借り換えの恩恵を受けにくい場合もある ●手間とリスクに見合うメリットがあるか精査が必要 |
借り換えは「1円でもプラスなら成功」というわけではありません。判断に迷う場合は感覚ではなく、計算結果で客観的に判断するのもおすすめです。借り換えで納得できる金額を得られるかどうかという視点に、手続きの手間やリスクを加えて考慮してください。
| 基本計算式による判断 | ●(旧ローン総返済額)-(新ローン総返済額) ●プラスの場合は借り換え推奨 |
|---|---|
| 簡易計算式による判断 | ●(現在のローン残額×金利の差×残りの借入期間÷2)-(借り換え手数料) ●プラスの場合は借り換え推奨 |
成功事例に学ぶ「借り換え審査を通す」5つのコツ
不動産投資のローン借り換えには、新規融資同様の審査が必要です。ここでは、審査通過率を高めるための実践的なコツを紹介します。
1. 個人の属性を改善する
2. 物件の収益性を明確に示す書類を用意する
3. 事業計画書・返済計画書を作り込む
4. 複数の金融機関に同時並行で申し込む
5. 専門家のチェックを受ける
コツ1.個人の属性を改善する
金融機関は物件だけでなく、オーナー個人の属性も審査します。特にチェックされるのは、年収や自己資金の余力、信用情報の3点です。借り換え前後で返済負担率がどう変わるのか、無理のない返済計画になっているか、有利なタイミングを見極めましょう。
理想的なのは、昇給や昇進の後です。転職直後は「勤続年数ゼロ」とみなされるため、避けたほうが無難です。他の借入がある場合は、可能な限り完済してから申し込みましょう。カーローンやカードローンなどが残っていると、返済比率が悪化して、融資可能額が下がる場合があります。使用していないクレジットカードも「潜在的な借入枠」とみなされるため、不要なカードは解約しておくのがおすすめです。
| 状況 | ●年収650万円の会社員 ●カーローン残債80万円、クレジットカード5枚保有 ●1年前に地方銀行へ借り換えを申し込んだが否決された経験あり ●同じ地方銀行から金利2.3%で承認を得て、月々の返済額が1.8万円軽減した |
|---|---|
| 実施した対策 | ●6ヵ月かけてカーローンを完済 ●使っていないクレジットカード3枚を解約し、与信枠を整理 ●昇進後の源泉徴収票(年収680万円)が届くタイミングまで待って再度申請 ●借り換え後の返済比率が改善するシミュレーションを提示 |
| 成功のポイント | ●否決の原因(他の借入・与信枠)を潰してから再挑戦 ●「今すぐ借り換えたい」という焦りを抑えて属性改善に取り組み、年収アップの根拠となる書類をそろえて提出した ●年収の高さではなく、資金管理能力と返済余力を数値で示した点が評価された |
コツ2.物件の収益性を明確に示す書類を用意する
不動産投資のローン借り換え審査で最も重要視されるのは、「物件の収益力=稼ぐ力」です。物件そのものの実績が評価対象になるため、収益性を裏付ける資料の説得力が審査結果を左右します。提出書類は、ただそろえるだけでは不十分です。「なぜこの水準を維持できているのか」「空室が出た場合にどう対応してきたのか」を説明できるよう、準備しましょう。
◎資料のポイント
●レントロールは最新版を用意して現状を伝える
●入居率・稼働率の推移がわかるデータを作成してアピールする
●直近3ヵ月程度の家賃入金実績を提示する
●空室がある場合、実施中の対策内容と成果をまとめる
| 状況 | ●築20年・地方都市の一棟アパートを所有 ●ネット銀行から地方銀行へ借り換えを実施 ●築年数や空室がネックになる恐れはあったものの、金利を約1.2%引き下げることに成功 |
|---|---|
| 実施した対策 | ●単なるレントロールだけでなく、「空室改善計画書」を自作して添付 ●過去にリフォームを行い、家賃アップで客付けした実績データを提示 ●今回の空室も内装工事の発注済みであることを伝えた |
| 成功のポイント | ●物件の弱点を隠すのではなく、数字と実績でカバーできていることをアピール ●金融機関からもキャッシュフローとオーナーのリカバリ―能力の2点で評価を得た |
コツ3.事業計画書・返済計画書を作り込む
不動産投資のローン借り換えでは、「これまで返せていたか」以上に「これからも安定して返せるか」という視点が重視されます。判断材料となる事業計画書や返済計画書は、念入りに作成しましょう。
事業計画書には、最低でも今後5年間の収支計画を具体的に記載します。キャッシュフローだけ良く見えるように整えても、金融機関の評価は得られません。過去の実績やエリア相場を踏まえた、やや保守的な数値設定のほうが信頼性は高まります。空室率は5~10%、修繕費は年間家賃収入の5~10%程度と、現実的なラインで計上しましょう。さらに、昨今は金利上昇局面にあるため、金利が上がっても破綻しないことを示すストレステストの数値を盛り込むと効果的です。
金融機関は、ローン借り換えによりキャッシュフローがどう改善するか、その資金をどう活用するかという事業性を確認します。根拠のある明確なビジョンを提示しましょう。
| 状況 | ●年収950万円の会社員、一棟アパート(8戸)と区分マンション2戸を保有し、残債合計7,800万円 ●現行金利2.7%からの借り換えを希望 ●年間家賃収入は約720万円 |
|---|---|
| 実施した対策 | ●5年間のキャッシュフロー計画書で空室率を12%(実績は7%)、修繕費を年間家賃収入の10%(約72万円/年)と保守的に設定 ●さらに「金利が1.5%上昇した場合」と「空室率が20%に悪化した場合」の2パターンでストレステストを実施し、いずれのケースでも返済余力があることを数値で示した ●地方銀行から金利2.1%で承認。月々の返済額が約2.8万円軽減され、年間で約34万円のキャッシュフロー改善 |
| 成功のポイント | ●収支を良く見せることよりも、リスクを織り込んだ現実的な計画を提示した ●現状よりもやや保守的な数値による試算でも問題なく返済可能とデータで提示できたことが評価された |
コツ4.複数の金融機関に同時並行で申し込む
不動産投資ローン借り換えの審査基準は、金融機関ごとに異なります。ある金融機関で否決された物件が、別の金融機関では評価されるケースも少なくありません。金融機関は1行に絞らず、複数並行して申し込みましょう。都市銀行・地方銀行・信用金庫・ネット銀行など、タイプの異なる金融機関を組み合わせるのがおすすめです。審査基準が異なるため、可能性が広がります。
ただし、短期間で手当たり次第に申し込むのは「申し込みブラック(多重申込)」とみなされる場合があるため危険です。3~5行程度に狙いを定め、戦略的に動きましょう。
| 状況 | ●築18年の一棟アパート(残債4,500万円・金利2.8%)の借り換えを検討し、地方銀行1行だけに申し込んで否決された経験あり ●別の地方銀行2行と信用金庫1行、ネット銀行1行の計4行に仮審査を打診し、最終的に地方銀行A(金利2.1%)、信用金庫B(金利2.4%)の2行から承認を得た |
|---|---|
| 実施した対策 | ●物件所在地に本店がある地方銀行を本命に、他の地方銀行、不動産融資に積極的な信用金庫、キャンペーン中のネット銀行を選択 ●各行の審査基準の違いを踏まえ、提出書類は共通フォーマットで効率化しつつ、「収益性重視」「エリア需要重視」など、金融機関ごとに説明の切り口を微調整した |
| 成功のポイント | ●審査基準の違いを前提に、アピールポイントを使い分けた ●評価してくれそうな金融機関を厳選した ●複数行に申し込み、条件を比較検討できる状態を作った |
コツ5.専門家のチェックを受ける
不動産投資のローン借り換えは公開されている情報が限定的で、個人では活動しにくい側面があります。金融機関ごとに評価基準や融資姿勢が異なり、同じ資料でも提出する相手によって結果が変わることも珍しくはありません。審査通過率を高めるうえでは、物件やローン借り換え戦略に精通した不動産会社など、専門家との連携が効果的です。
事業計画書や返済計画書の説得力をプロの視点でチェックしてもらい、アドバイスを受けましょう。専門家は心強い味方です。物件や投資家属性に合った金融機関の選定や、申し込みの順番などの戦略設計に協力してもらえるのも、個人では得られない大きなメリットです。
| 状況 | ●借入残高8,000万円超の一棟物件を保有 ●金利条件は悪くないものの、過去に自己判断で申し込んだ借り換えが2行連続で否決され、原因がわからない状態 |
|---|---|
| 実施した対策 | ●融資に強い不動産会社へ相談し、提出書類一式を事前チェック ●事業計画書の空室率・修繕費を実態に合わせて修正 ●物件が評価されやすい金融機関のアドバイスを受けて金融機関への事前打診を実施 ●感触の良い都市銀行のみ正式申込とし、当該行の特徴に合わせて「借り換え目的」と「今後の保有方針」を整理した |
| 成功のポイント | ●否決理由を推測で動かず、「どこが評価されていないか」を第三者視点で整理 ●金融機関選定と説明内容を最適化したことで、無駄な申し込みを避けつつ、条件を改善した |
失敗しないための不動産投資ローン「借り換え手順」5ステップ
不動産投資のローン借り換えは、流れを理解して進めることで、無駄な否決や想定外のコストを防ぎやすくなります。既存の銀行への伝え方や交渉ポイント、新しい銀行への申し込み手順などを、実務にあわせた5ステップで説明します。
| ステップ1. 現状把握 |
●現在の借入残高、適用金利、残存期間、毎月返済額などを確認する ●契約書の期限前弁済条項で違約金の有無と金額を把握する ●違約金が高額なら借り換え時期を再検討する ●不明点は金融機関へ直接確認する |
|---|---|
| ステップ2. 借り換え先の選定と仮審査申し込み |
●ローン借り換え候補となる3~5行をリストアップし、仮審査を申し込む ●都市銀行・地方銀行・信用金庫などの異なるタイプを組み合わせる ●10行以上は「申し込みブラック」のリスクがあるため要注意 ●レントロール、確定申告書、物件概要書などを準備する ●迷ったときは、不動産会社などの専門家に相談する |
| ステップ3. 本審査承認と融資条件の確定 |
●仮審査通過後、本審査へ進む ●承認後は金利や諸費用、団体信用生命保険(団信)内容などを比較検討 ●金利だけでなく、諸費用込みの総コストで比較する ●場合によっては他行の融資条件を基準に、条件を交渉する |
| ステップ4. 既存金融機関への解約申し入れと交渉 |
●ローン借り換えを実施する前に、既存の金融機関へ金利引き下げ交渉を試みる ●応じなければ解約を申し入れ ●解約を申し出る際は感情論ではなく、条件面であることを感謝とともに伝える |
| ステップ5. 金銭消費貸借契約と決済 |
●新金融機関と契約締結 ●融資実行日に既存ローンを一括返済し、抵当権の抹消・設定を行う ●既存行と新規行、司法書士間のスケジュール調整を図る ●書類漏れで決済延期にならないようチェックリストを作成する |
不動産投資ローンの借り換えは慎重に検討しよう
不動産投資ローンの借り換えは、金利や返済条件を見直すことでキャッシュフローや財務体質を改善できる有効な手段です。個人では情報を入手しにくい側面があるため、複数の金融機関と取引実績のある不動産会社など、専門家の力を積極的に活用しましょう。
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よくある質問
Q:不動産投資ローンは借り換えたほうが得ですか?
A:断言はできません。借り換えが得になるかどうかは、「金利低下による削減効果」と「支払いが発生する諸費用の金額」のバランスで決まります。ローン借り換えにより既存の金融機関との関係性が悪化するリスクもあるため、今後の取引の可能性も考えて総合的に判断することをおすすめします。
Q:不動産投資ローンを借り換えるデメリットはありますか?
A:「諸費用が高額になりやすい」「既存の金融機関との関係性が悪化する恐れがある」「返済期間の延長により総支払額が増加しやすい」などのデメリットが考えられます。特に見落としがちなのが「違約金の発生」で、固定金利期間中の借り換えでは残存利息全額を請求されるケースもあります。借り換え前に契約書の期限前弁済条項を必ず確認してください。
Q:不動産投資ローン借り換えの審査に落ちる理由は何ですか?
A:主な理由は「物件の収益性が低い」「個人の属性の問題」「説得力不足」のいずれか、あるいは複数に該当するパターンが大半です。高年収でも物件の収益性が低いために否決されるケースなどは、決して珍しくありません。否決が続く場合は、レントロールや事業計画書の見せ方の改善が必要です。不動産会社などの専門家に相談し、自分の属性や物件に合った金融機関の融資戦略を練ることで、結果が変わる可能性があります。










