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オフィスマーケットレポート(2025年9月)
【札幌市】
支店長の視点
大通エリアの「(仮)大通西4南地区再開発」が2025年10月の着工、2029年8月に竣工予定と発表された。「道銀ビルディング」と「新大通りビルディング」の一体的再開発計画であり、トップクラスの立地評価を誇る。オフィス・ホテル・商業施設からなる地上36階、地下3階の高層ビルで話題性もあり、新たなランドマークビルの一つになるとみられる。
(基準日:2025年8月31日)
※空室率: | 貸付総面積に対する「現空面積」の割合 |
※潜在空室率: | 貸付総面積に対する「募集面積」の割合。既存ビルにおいて、テナント退去前を含む募集床が対象 |
※募集面積: | 各統計日において公開されているテナント募集面積の合計 |
※統計開始: | 1994年1月1日 |
Ⅰ.空室率
前月から小幅な低下。「北口」は2023年以来で3%を下回る
空室率は前月比マイナス0.15ポイントの3.37%と、前月から小幅に低下した。新築・築浅ビルを中心に、拠点増設や自社ビルからの移転等で空室消化が進んだことが主な低下要因となっている。エリア別では「北口」が2023年以来で3%を下回った。潜在空室率は前月比マイナス0.19ポイントの4.70%だった。
主要エリアでの建替えに伴う移転需要もあり、オフィス需要は幅広い業種で活発な状態が続いている。


Ⅱ.募集賃料
3ヵ月連続の上昇。統計開始以来の最高値更新が継続
募集賃料は前月比プラス164円/坪の12,963円/坪と、3ヵ月連続の上昇となった。統計開始以来の最高値更新が継続し、13,000円/坪台が目前に迫っている。


Ⅲ.エリア別募集賃料(円/坪)

※規模 (1フロア面積) |
・大規模(200坪以上) ・大型(100坪以上200坪未満) ・中型(50坪以上100坪未満) ・小型(20坪以上50坪未満) |
※「-」は、調査時点においてテナント募集を行ったビルが少なかったため、適正データが算出できなかったエリアです。
Ⅳ.空室率の推移(6大都市 大規模ビル)

Ⅴ.募集賃料の推移(6大都市 大規模ビル・主要駅前地区)

※募集賃料:共益費込
※外税表示
提供:三幸エステート株式会社(札幌支店)
会社HP:https://www.sanko-e.co.jp/
当レポートは情報提供を目的とし、情報の正確性に十分配慮して作成されておりますが、その内容を保証するものではありません。使用にあたっては貴社の責任と判断にてお願い致します。
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