オフィスマーケットレポート(2025年12月)
【仙台市】

支店長の視点

市内中心部では2023年から2024年にかけて8棟のオフィスビルが竣工したが、2棟は既に満室稼働となっており、間もなく満室となるビルも複数控えている。これらのビルは、新築という希少性に加え、立地や面積、賃料水準等のバランスが良好な点も訴求力となっている。主要エリア内での移転だけでなく、周辺エリアからの移転需要も吸収し、順調にテナント誘致が進んでいる。
(基準日:2025年11月30日)


※空室率: 貸付総面積に対する「現空面積」の割合
※潜在空室率: 貸付総面積に対する「募集面積」の割合。既存ビルにおいて、テナント退去前を含む募集床が対象
※募集面積: 各統計日において公開されているテナント募集面積の合計
※統計開始: 1994年1月1日

Ⅰ.空室率

3ヵ月連続の低下。オフィス需要は引き続き堅調

空室率は前月比マイナス0.07ポイントの5.51%となり、3ヵ月連続の低下となった。主要エリアでの館内増床や新規開設等で空室床の消化が進んでいる。規模別では「大規模」が前月から0.1ポイント低下し、4%台が目前に迫っている。潜在空室率は前月比プラス0.11ポイントの6.90%だった。
オフィス需要は引き続き堅調な一方、大口の募集床はテナント誘致に時間を要する傾向が見られる。

【図表1】空室率&潜在空室率(全規模)
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【資料1】規模別空室率

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Ⅱ.募集賃料

前月からほぼ横ばい。12,000円/坪台前半で推移

募集賃料は前月比プラス2円/坪の12,263円/坪となった。前月からほぼ横ばいで、募集賃料は12,000円/坪台前半で推移している。

【図表2】募集賃料&募集面積(全規模)
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【資料2】主要エリア空室率(全規模)
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Ⅲ.エリア別募集賃料(円/坪) 

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※規模
(1フロア面積)
・大規模(200坪以上)
・大型(100坪以上200坪未満)
・中型(50坪以上100坪未満)
・小型(20坪以上50坪未満)

※「-」は、調査時点においてテナント募集を行ったビルが少なかったため、適正データが算出できなかったエリアです。

Ⅳ.空室率の推移(6大都市 大規模ビル)

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Ⅴ.募集賃料の推移(6大都市 大規模ビル・主要駅前地区)

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※募集賃料:共益費込
※外税表示

提供:三幸エステート株式会社(仙台支店)

会社HP:https://www.sanko-e.co.jp/
当レポートは情報提供を目的とし、情報の正確性に十分配慮して作成されておりますが、その内容を保証するものではありません。使用にあたっては貴社の責任と判断にてお願い致します。

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