オフィスマーケットレポート(2025年12月)
【札幌市】

支店長の視点

今年9月に竣工した北口エリアの大型ビル「MipLa札幌駅前」は、ホテルライクな共用部に加え、テナント専用のマルチパーパスルーム(リフレッシュルーム)や屋上テラスといったアメニティを備えている。札幌駅至近の立地に加え、これらがテナント誘致のセールスポイントとなっており、アメニティを充実させるビルは今後も増えるとみられる。
(基準日:2025年11月30日)


※空室率: 貸付総面積に対する「現空面積」の割合
※潜在空室率: 貸付総面積に対する「募集面積」の割合。既存ビルにおいて、テナント退去前を含む募集床が対象
※募集面積: 各統計日において公開されているテナント募集面積の合計
※統計開始: 1994年1月1日

Ⅰ.空室率

2ヵ月連続で小幅な低下。「北口」は1.2ポイントの大幅な上昇

空室率は前月比マイナス0.05ポイントの3.36%と、2ヵ月連続で小幅な低下となった。主要エリアでの拡張移転や新規開設等で空室消化が進んでいる。エリア別では「北口」が前月比プラス1.2ポイントと大幅に上昇し、9ヵ月ぶりで4%台となった。潜在空室率は前月比マイナス0.30ポイントの4.81%だった。
オフィス需要は小口の面積帯が中心となっており、年度末までの移転を目指すテナントの動きが多い。

【図表1】空室率&潜在空室率(全規模)
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【資料1】規模別空室率
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Ⅱ.募集賃料

6ヵ月連続の上昇。統計開始以来の最高値更新が継続

募集賃料は前月比プラス6円/坪の13,066円/坪と、6ヵ月連続の上昇となった。統計開始以来の最高値更新が継続している。

【図表2】募集賃料&募集面積(全規模)
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【資料2】主要エリア空室率(全規模)
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Ⅲ.エリア別募集賃料(円/坪) 

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※規模
(1フロア面積)
・大規模(200坪以上)
・大型(100坪以上200坪未満)
・中型(50坪以上100坪未満)
・小型(20坪以上50坪未満)

※「-」は、調査時点においてテナント募集を行ったビルが少なかったため、適正データが算出できなかったエリアです。

Ⅳ.空室率の推移(6大都市 大規模ビル)

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Ⅴ.募集賃料の推移(6大都市 大規模ビル・主要駅前地区)

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※募集賃料:共益費込
※外税表示

提供:三幸エステート株式会社(札幌支店)

会社HP:https://www.sanko-e.co.jp/
当レポートは情報提供を目的とし、情報の正確性に十分配慮して作成されておりますが、その内容を保証するものではありません。使用にあたっては貴社の責任と判断にてお願い致します。

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