生涯賃金から考える ファミリータイプ別ライフプランシミュレーション

DINKS

STEP3-2無理のない住宅購入予算を計算しよう
借入可能額をもとに適正な購入予算を把握

借入可能額がわかったら、いよいよマイホームの購入予算を計算します。

購入予算の計算式

購入予算=( 1 + 2 + 3 )-( 4 + 5 )

1 借入可能額 2 預貯金 3 親からの贈与資金 4 諸費用(新築の場合で5%程度、中古の場合は8%程度) 5 手元に残しておく預貯金(生活費の3~6ヶ月分を目安)

Dさんの購入予算

1 借入可能額
6,630万円
2 預貯金
1,000万円
3 親からの贈与資金
なし
4 諸費用
530万円
5 手元に残しておく預貯金
150万円

Dさんの購入予算=(6,630万円+1,000万円)-(530万円+150万円)=

Dさんの購入予算 6,950万円

検証Dさんの住宅費総額

住宅ローン
総返済額:約8,085万円(繰上返済後※)
頭金
320万円
諸経費
530万円
住宅維持費
年間50万円×43年間=2,150万円
住宅修繕費
10年ごとに80万円
80万円×4回(上昇率1%で計算)=409万円
  • 妻が働いている間は毎年156万円、妻退職後の年には156万円と退職金300万円、15年後に500万円。60歳時に残高(35万円)を全部繰上返済した場合

Dさんの住宅費総合計 1億1,494万円

最後に、本当に妥当な価値なのかを検証しておきましょう。

STEP2では、Dさんの場合、住宅費にかけられる総額は約1億2,400万円でした。ほぼ妥当な金額と言えるでしょう。

DINKS「まとめ」

                       
購入予算:6,950万円
【頭金:320万円 + 借入額:6,630万円】
返済期間:30年金利:2.0%
毎月返済額:25万円

お子さまがいないので、余裕のある家計が続きます。
しかし、2人が働いているときの収入をもとに購入予算を決めてしまうと、妻が退職をした場合には家計が破綻してしまいます。妻が退職する可能性がある場合には、夫の収入の範囲内で予算を考えておく方が安心です。
数年間は妻が働くことが確定しているのであれば、その間にできる分だけを繰上返済しておけば無理のない返済をすることができます。ただし、お子さまがいないこともあり、夫婦2人の趣味などにお金を使いたいというような場合には、予算を抑え目にし、他の楽しみにもお金を回せるようにしておきましょう。

購入予算をもっと増やしたい場合のヒントはこちら

上記の条件を参考にして、あなた自身の返済プランをシミュレーションしてみましょう
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