DINKS
借入可能額がわかったら、いよいよマイホームの購入予算を計算します。
購入予算=( 1 + 2 + 3 )-( 4 + 5 )
1 借入可能額 2 預貯金 3 親からの贈与資金 4 諸費用(新築の場合で5%程度、中古の場合は8%程度) 5 手元に残しておく預貯金(生活費の3~6ヶ月分を目安)
Dさんの購入予算
Dさんの購入予算=(6,630万円+1,000万円)-(530万円+150万円)=
Dさんの購入予算 6,950万円
検証Dさんの住宅費総額
Dさんの住宅費総合計 1億1,494万円
最後に、本当に妥当な価値なのかを検証しておきましょう。
STEP2では、Dさんの場合、住宅費にかけられる総額は約1億2,400万円でした。ほぼ妥当な金額と言えるでしょう。
DINKS「まとめ」
購入予算:6,950万円【頭金:320万円 + 借入額:6,630万円】 | |
返済期間:30年 | 金利:2.0% |
毎月返済額:25万円 |
お子さまがいないので、余裕のある家計が続きます。しかし、2人が働いているときの収入をもとに購入予算を決めてしまうと、妻が退職をした場合には家計が破綻してしまいます。妻が退職する可能性がある場合には、夫の収入の範囲内で予算を考えておく方が安心です。数年間は妻が働くことが確定しているのであれば、その間にできる分だけを繰上返済しておけば無理のない返済をすることができます。ただし、お子さまがいないこともあり、夫婦2人の趣味などにお金を使いたいというような場合には、予算を抑え目にし、他の楽しみにもお金を回せるようにしておきましょう。