生涯賃金から考える ファミリータイプ別ライフプランシミュレーション

子どもが小さいファミリー

STEP3-1無理のない住宅購入予算を計算しよう
借入可能額の決め手は、毎月の返済可能額

購入予算を考える上ではずせないのが「住宅ローン」です。「借りられる額」ではなく、「返せる額」であることが大切。まずはAさん一家が無理なく返せる借入額を調べてみましょう。

毎月の返済可能額の計算式

毎月の返済額=( 1 - 2 - 3 - 4 )÷12ヶ月

1 収入 2 住宅費以外の支出 3 住宅を購入した場合の年間維持費 (管理費・修繕積立金、固定資産税などの維持費) 4 教育等、将来に向けた貯蓄

Aさんの毎月の返済可能額

Aさんの現在の手取収入と、住宅費以外の支出

住宅購入をした場合には、管理費・修繕積立金、固定資産税などの維持費がかかります。Aさん一家の場合、それを年間40万円とし、さらに教育費などの貯蓄額を24万円として計算してみます。

収入 544
0
収入合計(A)544
支出 生活費 288
教育費 44
支出合計(B)332

(544万円-332万円-40万円-24万円)÷12ヶ月=148万円÷12ヶ月=約12万円

  • 年間維持費を40万円、将来に向けた貯蓄を24万円として計算。

Aさんの借入可能額

毎月の返済可能額から、借入額を算出します。
Aさんは、定年退職までには25年間ですが、奥さまがパートに出ることや、長女が大学卒業後は収支に余裕ができ、繰上返済が可能なことから、35年返済として計算してみました。結果は以下のとおりです。

毎月返済額12万、金利2.0%、返済期間35年の場合の借入可能額 3,620万円

次のページで、いよいよマイホームの購入予算を計算します

- PR -

ライフプランシミュレーショントップに戻る

住宅ローントップに戻る