生涯賃金から考える ファミリータイプ別ライフプランシミュレーション

シングル女性

STEP3-1無理のない住宅購入予算を計算しよう
借入可能額の決め手は、毎月の返済可能額

購入予算を考える上ではずせないのが「住宅ローン」です。「借りられる額」ではなく、「返せる額」であることが大切。まずはEさんが無理なく返せる借入額を調べてみましょう。

毎月の返済可能額の計算式

毎月の返済額=( 1 - 2 - 3 - 4 )÷12ヶ月

1 収入 2 住宅費以外の支出 3 住宅を購入した場合の年間維持費 (管理費・修繕積立金、固定資産税などの維持費) 4 将来に向けた貯蓄(および緊急予備資金)

Eさんの毎月の返済可能額

Eさんの現在の手取収入と、住宅費以外の支出

収入 本人 360
収入合計(A)360
支出 生活費 174
支出合計(B)174

住宅購入をした場合には、管理費・修繕積立金、固定資産税などの維持費がかかります。Eさんの場合、それを年間40万円とし、緊急予備資金として年25万円程度の余裕は残るようにしておきます。(※1)

  • もともとの貯蓄額を、住宅購入にある程度残しておくことが前提。

(360万円-174万円-40万円-25万円)÷12ヶ月=121万円÷12ヶ月=約10万円

  • 年間維持費を40万円、将来に向けた貯蓄(緊急予備資金)を25万円として計算。

Eさんの借入可能額

毎月の返済可能額から、借入額を算出します。
Eさんは、定年退職までには27年間ですが、緊急予備資金の準備ができれば、その後の繰上返済も可能なことから、30年返済として計算してみました。結果は以下のとおりです。

毎月返済額10万、金利2.0%、返済期間30年の場合の借入可能額 2,700万円

次のページで、いよいよマイホームの購入予算を計算します

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