シングル女性
購入予算を考える上ではずせないのが「住宅ローン」です。「借りられる額」ではなく、「返せる額」であることが大切。まずはEさんが無理なく返せる借入額を調べてみましょう。
毎月の返済額=( 1 - 2 - 3 - 4 )÷12ヶ月
1 収入 2 住宅費以外の支出 3 住宅を購入した場合の年間維持費 (管理費・修繕積立金、固定資産税などの維持費) 4 将来に向けた貯蓄(および緊急予備資金)
Eさんの毎月の返済可能額
Eさんの現在の手取収入と、住宅費以外の支出
収入 | 本人 | 360 |
収入合計(A)360 |
支出 | 生活費 | 174 |
支出合計(B)174 |
住宅購入をした場合には、管理費・修繕積立金、固定資産税などの維持費がかかります。Eさんの場合、それを年間40万円とし、緊急予備資金として年25万円程度の余裕は残るようにしておきます。(※1)
(360万円-174万円-40万円-25万円)÷12ヶ月=121万円÷12ヶ月=約10万円
Eさんの借入可能額
毎月の返済可能額から、借入額を算出します。Eさんは、定年退職までには27年間ですが、緊急予備資金の準備ができれば、その後の繰上返済も可能なことから、30年返済として計算してみました。結果は以下のとおりです。
毎月返済額10万、金利2.0%、返済期間30年の場合の借入可能額 2,700万円