50代リタイア前のファミリー
借入可能額がわかったら、いよいよマイホームの購入予算を計算します。
購入予算=( 1 + 2 + 3 )-( 4 + 5 )
1 借入可能額 2 預貯金 3 親からの贈与資金 4 諸費用(新築の場合で5%程度、中古の場合は8%程度) 5 手元に残しておく預貯金(生活費の3~6ヶ月分を目安。老後に向けての費用を多めに見積り計算)
Cさんの購入予算
Cさんの購入予算=(2,850万円+800万円+1,800万円)-(350万円+1,000万円)=
Cさんの購入予算 4,100万円
検証Cさんの住宅費総額
Cさんの住宅費総合計 5,882万円
最後に、本当に妥当な価値なのかを検証しておきましょう。
STEP2では、Cさんが住宅費にかけられる総額は約6,000万円でした。上記の結果とほぼ同じですから、おおよそ妥当であるといえます。
50代リタイア前のファミリー「まとめ」
購入予算:4,100万円【頭金:1,250万円 + 借入額:2,850万円】 | |
返済期間:10年 | 金利:1.0% |
毎月返済額:25万円 |
今後の生涯年収から考えると、Cさんの予算はこのくらいの金額で妥当です。退職金が入ると一時的に余裕ができるので、退職金も返済にあてようと考えてしまうと、老後の生活に大きな影響が出てしまいます。また、老後は夫婦で海外旅行に行きたいなど、趣味の時間やそのための予算を大切にしたいのなら、その分購入予算を抑え目にすることも必要です。