50代リタイア前のファミリー
「借りられる額」ではなく、「返せる額」であることが大切。Cさんは、現在が最も支出が大きいときですので、毎月の返済額は、現在を基準に考えましょう。
毎月の返済額=( 1 - 2 - 3 - 4 )÷12ヶ月
1 収入 2 住宅費以外の支出 3 住宅を購入した場合の年間維持費 (管理費・修繕積立金、固定資産税などの維持費) 4 教育等、将来に向けた貯蓄
Cさんの毎月の返済可能額
Cさんの現在の手取収入と、住宅費以外の支出
住宅購入をした場合には、管理費・修繕積立金、固定資産税などの維持費がかかります。それを年間40万円とし、教育費もかかっていますので、80万円程度の余裕は残るようにしておきます。
収入 | 夫 | 784 |
妻 | 96 | |
収入合計(A)880 |
支出 | 生活費 | 369 |
教育費 | 92 | |
支出合計(B)461 |
(880万円-461万円-40万円-80万円)÷12ヶ月=299万円÷12ヶ月=25万円
Cさんの借入可能額
毎月の返済可能額から、借入額を算出します。Cさんは、定年退職までには8年間ですが、次男が大学卒業後は収支に余裕ができ、繰上返済が年間100万円程度は可能なことから、繰上返済することを前提に、10年返済として算出します。金利は10年固定の水準で試算してみます。
毎月返済額25万、金利1.0%、返済期間10年の場合の借入可能額 2,850万円