日本を代表するそうめんと言えば、兵庫県の「揖保乃糸」、奈良県の「三輪そうめん」、香川県の「小豆島そうめん」の3つです。それぞれに特徴が違うので、食べ比べてみるのも楽しいですね。
コシのある食感が好きな方に
●兵庫県「揖保乃糸(いぼのいと)」
揖保川中流域のたつの市や揖保郡太子町、宍粟市、姫路市林田、安富地区で生産される「揖保乃糸」。機械ではなく、熟練した職人によってつくられる手延そうめんであり、【熟成】と【縄状に麺に縒りをかけて延ばす作業】を繰り返すことで、茹で伸びしにくく滑らかな舌触りで、コシがある歯切れのよい食感が生まれます。
そうめんを使った兵庫県の郷土料理 「鯛そうめん」
約600年以上の歴史を誇る播州地区周辺では結婚式や誕生日などの祝い事にもそうめんが使われます。「鯛そうめん」は、鯛の塩焼きとそうめんを盛り付けたものです。


温かい麺も食べたい方に
●奈良県「三輪そうめん」
奈良県桜井市を中心とした三輪地方で生産され、そうめん発祥の地といわれています。三輪そうめんは、11月~3月の寒い時期に限定して作られています。それにより塩分を少なくすることができ、細くてもコシが強くて独特の歯ごたえのある麺になります。煮崩れしにくいので、にゅうめんや炒めものにも適しています。
そうめんを使った奈良県の郷土料理「にゅうめん」
その名のとおりそうめんを煮たもので、冬は温かく、夏は冷やして季節の具を上に飾って年中食されています。


風味豊かなそうめんが好きな方に
●香川県「小豆島そうめん」
香川県と言えば「うどん」を思い浮かべる方も多いと思いますが、小豆島はそうめんの産地としても有名です。小豆島そうめんの最大の特徴は、めんを延ばす際、使う油にごま油を使用していることです。そのため少し黄色がかって、風味も他とは少し異なり、弾力のあるそうめんができます。
そうめんを使った小豆島の郷土料理 「ふしめん」
そうめんを製造した時にできる端の部分「ふし」を有効に利用した料理。お吸物として、ごはんといっしょに食べます。


写真提供:香川県農政水産部 農業経営課
- そうめんのおいしい茹で方
この季節、食べたくなるそうめん。そうめんの魅力はなんといってもその冷たさと手軽さにあります。そうめんをおいしく食べる茹で方を紹介します。
- 1.たっぷりのお湯で
大きめのなべで沸騰させたお湯の中に、そうめんをバラバラと入れる。※1人前2束100gに1Lのお湯が目安。
- 2.沸騰するまで強火でゆでる
再び沸騰すれば、ふきこぼれに注意して、火加減を調節する。ゆで時間は1分30秒~2分を目安に。
- 3.しっかりもみ洗い
ゆであがった麺をザルに移し、水で粗熱を取った後、清水を流しながらよくもみ洗いする。
- 【POINT】
にゅうめんや炒めものにする場合は、ゆで時間を短め(1分~1分30秒)にするとおいしくできます。
揖保乃糸「そうめんのゆで方」
http://www.ibonoito.or.jp/recipe/boil.html
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