
上質な眠りのために枕元の工夫をして、朝の心地いい目覚めにつなげよう!
アロマやお香の香りで安眠される方は多くいらっしゃいますが、より身近にあるもので代用できるのをご存知でしたか。アロマがなくなったり、オイル系は少し苦手という方に、ぜひ試してほしいのが昔ながらの知恵。普段食べているたまねぎやコーヒーなど、意外なもので実践できますよ!


伝統的な安眠薬「たまねぎ」
昔から玉ねぎは安眠薬と言い伝えられてきました。それは心身の緊張をほぐす鎮静効果がある硫化アリルの力で、よく玉ねぎを刻んでツ―ンとくるあれのことです。
まず、刻んだ玉ねぎを皿に入れ、枕元に置くだけ。その際、玉ねぎの量は匂うか匂わない程度。多すぎると逆効果になることもあるので注意しましょう。

「コーヒー」は眠りを誘う?
眠気覚ましの代表といえばコーヒーですが、なんと香りだけなら誘眠効果があると言われているのです。
特におすすめなのが「グアテマラ」や「ブルーマウンテン」などの豆の香り。脳の緊張がゆるんでアルファ波が出ます。
くれぐれも「マンデリン」や「ハワイコナ」などの豆の場合は、かえって目が覚めてしまうので避けましょう。

昔ながらの「菊枕」で安眠
乾燥させた菊の花弁をつめた菊枕は、昔から安眠枕として重宝されてきました。
菊には睡眠の妨げとなる邪気を払う力があるとか。10本程度の菊の花びらを2日ほど天日干しにして小さな布袋につめ、枕の上にのせると手製の菊枕になります。

香りにリラックス物質を含む
「ヒノキ」
ヒノキの香りにはセドロールという緊張をほぐす物質が含まれています。
ヒノキのお風呂に入ってリラックスできるのは、このためだったんですね。
ヒノキの木片やヒノキのオイルを枕元に置くと、この成分が深い眠りへといざなってくれます。

せん切りして熱湯を注ぐだけの
「青じそ茶」
青じそはイライラや憂うつなどの鎮静効果があると言われています。
ぜひ試してほしいのが青じそ茶。作り方は簡単。青じその葉を洗ってせん切りにし、熱湯を注ぐだけ。
青じその豊富なカルシウムが気分をリフレッシュしてくれます。

鎮静効果を発揮する
「ラベンダー」
睡眠と言えばラベンダーの香りと言われるほど、緊張を緩和し、鎮静作用が期待できます。
眠りたい時間の1時間ほど前に枕元に置き、室内に香りを行き届かせましょう。生花が用意できない場合は、市販のエッセンシャルオイルを活用してみてもOK。
参考文献:『夏を涼しく! おばあちゃんの知恵袋』NPO法人 おばあちゃんの知恵袋の会