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梅のおいしい話

月向農園・月向雅彦さんオススメ! 梅の簡単レシピ

梅を育てている月向農園さんが、家族とよく食べる「梅料理」には、梅の美味しさを最大限に引き出す、産地ならではのアイデアが盛りだくさんです。お聞きしたレシピを作ってみました。

  • かまぼこの梅肉サンドかまぼこの梅肉サンド切れ目を入れたかまぼこに梅肉をはさむだけの酒の肴にもピッタリな一品です。種を取った梅肉だけでもいいですが、梅肉にかつお節や刻んだしそを混ぜれば、梅のすっぱさが苦手な人も食べやすくなります。
  • 梅干とネギのおにぎり梅干とネギのおにぎりご飯に梅肉を細かく刻んだものとネギを混ぜて作ったおにぎり。梅干のすっぱさとネギの風味が相性ピッタリなおにぎりは、初夏のピクニックにぜひ。アレンジするなら天かすを加えると香ばしくなってさらにおいしくなります。
  • 梅とツナのチャーハン梅とツナのチャーハン梅肉2個を細かく刻んだものとツナ缶のツナ、刻んだネギを混ぜて作ったチャーハンは、梅のすっぱさとツナの美味しさ、ネギの辛さが相まって、食欲倍増間違いなし! お好みで梅の量は調節して我が家流の梅チャーハンを楽しんでみてください。
  • 梅干とマヨネーズのトースト梅干とマヨネーズのトースト意外と相性がいいのが、梅干とトーストの組み合わせ。トーストの上に種を取った梅干とマヨネーズをまぜて、のせて、焼くだけ。マヨネーズが梅のすっぱさをほどよく中和するので、さっぱりと食べやすくなります。小さなお子さんも大喜びの味!

万能調味料! 梅びしおの魅力

梅農家には必ずあると言われる「梅びしお」は、梅干しの肉をすりつぶし、砂糖を加えて練ったもの。作り置きしておくと便利な梅の調味料です。冷蔵庫で保管すれば半年から1年もつだけでなく、いろんな料理のアクセントとして使えるのでおすすめです。カンタンに作れます。

【材料】
梅干1キロ、砂糖(裏ごしした梅肉の30%の量)、みりん大さじ2杯

梅びしお梅びしお梅びしお

梅びしお

【作り方】

  1. (1)梅干は6から8時間ほど水につけて塩抜きしてから水を切る。
  2. (2)種を取ったら裏ごしする。
  3. (3)鍋に(2)の梅肉を入れて弱火にかける。砂糖を2回に分けて入れ、弱火でゆっくりと混ぜながら20分ほど練る。
  4. (4)ジャム状になったら、みりんを加える。照りが出てきたら出来上がり。

梅びしおを使ったアレンジメニューとしては「イワシの梅煮」や「キュウリとカブの梅干し漬け」「豆腐の梅あんかけ」「ナスのピリ辛梅」などいろいろ。ぜひ一度、試してみてくださいね!
(作り方は こちら に掲載されています。興味のある方はみて下さいね。)

梅のなんでも豆知識

古来より梅にまつわる言葉が多いのは、それだけ日本の文化と深い関わりがあった証拠かもしれません。普段よく耳にする梅に関することわざを、ここでは紹介します。

「いい塩梅(あんばい)だね」
「いい塩梅(あんばい)だね」その昔、お酢の代わりに「梅酢」が調味料に使われていたことから「塩梅」という言葉は料理用語として使われていましたが、今ではちょうどいい味の具合を「いい塩梅」と言われるように幅広く使われるようになりました。
「松・竹・梅」
「松・竹・梅」「松竹梅」とは3つの等級を表す場合によく使われますが、実際はそうではなくそれぞれに意味があったのです。中国では古来より梅は寒さの中でどの花にも先がけて花を咲かせることから縁起の良いものとして日本にも伝えられました。
「梅根性に柿根性」
「梅根性に柿根性」梅は、煮ても焼いても酸っぱいことから、頑固で変わらない性質や頑張り屋のことを「梅根性」といい、「柿根性」とは渋柿が干し柿にすると甘くなることから、いっけん頑固そうに見えても変わりやすい性格のことをたとえて言います。

出典:みなべ町うめ振興館常設展示図録より

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