

首都圏は中古マンション・戸建ての価格上昇続く
2025年09月11日

東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は10日、8月の不動産流通市場の動向を公表した。
首都圏の中古マンションは平均で、成約m2単価が84.85万円(前年同月比13.5%増)となり、64カ月連続で前年同月を上回った。成約価格は5279万円(13.5%増)で10カ月連続の上昇。
成約件数は3553件(54.5%増)だった。中古戸建て住宅は、成約価格が3894万円(2.9%増)と、2カ月連続で前年より上昇した。成約件数は1611件(69.4%増)。
中古マンションは、首都圏で在庫件数が4万4578件(1.4%減)と2カ月ぶりに減少に転じた。新規登録件数は1万4251件(2.2%減)。
各エリアごとに成約m2単価をみると、東京都区部の133.10万円(18.9%増)が強い伸びだった。首都圏の他エリアも含めて全6エリアが上昇傾向。東京・多摩の54.92万円(4.4%増)と埼玉県の43.50万円(2.2%増)は前月の下落から再び上昇に転換。
横浜・川崎市を除いた神奈川県他は41.33万円(2.1%増)で9カ月ぶりの上昇だった。横浜・川崎市の66.29万円(1.4%増)と千葉県の39.64万円(2.3%増)は上昇が2カ月続いた。成約件数は、全6エリアで前年より増加が続いている。
中古戸建ては、首都圏で在庫件数が2万3567件(6.3%増)、新規登録件数が5930件(6.4%増)と増加が続く。
エリア別の動向は、成約価格で東京都区部の7484万円(9.2%増)をはじめ多摩、埼玉県、千葉県の4エリアが上昇。神奈川県は、横浜・川崎市の4472万円(1.8%減)、神奈川県他の3168万円(20.7%減)が、ともに下落した。成約件数は、全6エリアで大幅に増加した。
(提供:日刊不動産経済通信)


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