
東京カンテイ、築10年中古マンションのリセールバリュー2024【改定版】を発表
2024年にリセールバリューが最も高かったのは「久屋大通」の168.2%
ランキング上位駅の多くは名古屋市中心部に集中、愛知県内の近郊~郊外エリアの駅も散見
2024年の中部圏において築10年中古マンションのリセールバリューが算出可能だった駅は67駅で、その平均値は111.1%となった。中古マンション価格に関しては一般的な購入層からの実需ニーズの面から競合する一戸建て住宅を意識した値付けをせざるを得ず、また東京都心部や大阪市中心部のように国内外の富裕層からのニーズも十分に集め切れていないことなどから、リセールバリューが突出している駅は少ない。
最もリセールバリューが高かったのは名古屋市営地下鉄名城線「久屋大通」の168.2%で、築10年中古流通時のマンション価格が新築分譲時に比べて約1.7倍も値上がりしていた計算となる。
なお、掲出したランキングのリセールバリューは全て100%以上となっていたが、首都圏や近畿圏に比べると50ポイント以上も下回っており、150%以上だったのは「久屋大通」のみであった。
「久屋大通」で対象となったのは4物件で、いずれも最寄駅から徒歩3分~6分と良好なアクセス性を有している。20階以上の階層グループではリセールバリューが250%以上と突出しているケースも見られるが、それ以外のグループでは概ね150%前後とあまり差は生じていなかった。
ランキング上位は愛知県内の駅で占められており、その多くは名古屋市中心部(名古屋駅の東側~東山エリア)に集中している。それ以外では、名古屋駅へのアクセス性が良好な割に手頃な価格の「稲沢」や県内のリゾートエリアにある「新舞子」、自動車関連工場の集積地の一つで相応にマンション需要も高い「新安城」など、近郊~郊外エリアに位置する駅も散見される。なお、今回対象となった67駅のうち三重県に位置する駅は皆無であった。


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