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返済方法(元利均等返済・元金均等返済)について

住宅ローンの返済方法には、「元利均等返済」と「元金均等返済」の2種類があります。

同じ借入額・借入期間・金利でも、返済方法が違うと、返済額も変わってきます。ただし、返済額だけの損得で考えるのではなく、自分に合った方法を選ぶことが大切。

2種類の返済方法の特徴と返済内容を具体的な例で確認してみましょう。

元利均等返済

「元利均等返済」とは、下記のように、「元金返済額+利息額」が一定になる返済方法です。毎月の返済額は一定でも、元金返済額と利息額の内訳は毎回異なり、返済当初は利息の割合が多く、返済が進むにつれて利息額が減っていきます。

元利均等返済のしくみ

元利均等返済のしくみ

借入額3000万円、金利1.5%、返済期間35年の場合(ボーナス払いなし)

借入額3000万円、金利1.5%、返済期間35年の場合(ボーナス払いなし)

※試算は、あくまで概算であり、実際の返済額と異なることがあります

メリット: 毎月の返済が一定なことから、「元利均等返済」は返済者にとって家計管理しやすい
デメリット: 返済当初は元金の減り方が遅い

特に、金利が高いと返済額に占める利息の割合が多いために、なかなか残高が減らないということには注意が必要です。

元金均等返済

毎回の「元金返済額」が一定で、これに利息額を上乗せした金額が毎回の返済額となる方法です。下記のように、返済が進むにつれて着実に元金が減少し、それに伴い、利息額も少なくなっていくので、毎回返済額も徐々に減少していきます。

元金均等返済のしくみ

元金均等返済のしくみ

借入額3,000万円、金利1.5%、返済期間35年の場合(ボーナス払いなし)

借入額3,000万円、金利1.5%、返済期間35年の場合(ボーナス払いなし)

メリット: 返済当初から元金返済額が多いため、元金の減りが早く、支払利息の総額は少なくなる。その結果、「元利均等返済」に比べて総返済額も「元金均等返済」の方が少ない
デメリット: 「元利均等返済」よりも当初の返済額が多くなる点

一般的に融資に関する審査も当初の返済額を基準に行われるために、借入可能額が「元利均等返済」よりも少なくなってしまうという影響もあり、「元金均等返済」は年収が比較的高い人向けといえます。
また、「元金均等返済」は金融機関によっては取り扱っていないこともあるので、必ず事前に確認するようにしましょう。

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