マイホーム購入計画自分にあった住宅ローンを選ぼう

銀行ローンの借入要件と特徴

住宅ローンは、居住用の土地・建物を担保に、銀行・信用金庫・住宅ローン専門会社などからお金を貸りるものですが、誰もが簡単に借りられるわけではありません。

住宅ローンの借入要件には、借入者本人に対する要件と、購入する物件に対する要件の大きく2つがあり、取り扱う金融機関によってその基準は少しずつ異なっています。

STEP1銀行ローンの借入要件

借入者本人に対する要件

年齢、最低勤続年数、最低年収など

表(※1)のように、年齢、最低勤続年数や、最低年収などが設定されています。
これらは、安定した収入があり、今後何十年もの間、返済を続けられるかどうかをチェックするためのものです。

年齢:20歳以上65歳~69歳くらいまで
最低勤続年数:正社員/自営業の場合は最低1~3年以上
最低年収:200~400万程度

※一部の銀行では、派遣社員や契約社員でも借り入れは可能ですが、その場合は通常と金利条件などが異なる場合もあるので、必ず確認するようにしましょう。また、転職したての場合は、その事情に応じて書類を出すことを求められたり、会社役員の場合は、本人の収入のみならず、会社の決算書類も提出を求められることがあります。

団体信用生命保険への加入

収入や返済負担率に関する要件のほか、一部の銀行を除いて、団体信用生命保険(団信)に加入できることが条件になっており、加入前に健康状態の告知が必要です。 加入の条件を緩和したワイド団信もありますが、団信に加入できない場合は、住宅ローンの借り入れ自体も厳しくなり、団信加入が任意の住宅ローンを探す必要あるので、あらかじめ健康状態に気を配っておくことも大切です。

物件に対する要件

一方、物件に対する要件は、建築基準法などの法律に基づいてきちんと建てられたものであれば、銀行の住宅ローンはあまり制限を設けていない場合が多くなっています。

とはいえ、担保価値があり、不動産市場での流通性が確保できる物件ということが重要になるので、定期借地権付の住宅や連棟式(一戸建てが何棟も横につながっている集合住宅)などは、借り入れが厳しくなっています。

銀行などが一般的に設けている融資要件や特徴(※1)

銀行などが一般的に設けている融資要件や特徴

STEP2銀行ローンの特徴

融資限度額

融資額上限は、5,000万円までや1億円までの商品が多くなっており、物件価額の全額を借り入れることも可能。

頭金ゼロでも購入できるところが増えています。

金利タイプ

変動金利型や、2年固定、3年固定、5年固定、10年固定などの固定金利選択型、全期間固定金利型があります。

金融機関によって、選べる固定期間の年数などは異なります。

繰上返済

インターネットを使って少額の繰上返済も可能にしたり、自動的に繰上返済が行われるサービスがあるなど、効率的な返済システムを前面に出している銀行もあります。繰上返済の手数料も金融機関によって異なります。

銀行ローンは、フラット35と比較すると、物件に関する要件よりも返済者本人に関する要件が厳しい傾向があります。理想の住宅取得に向けて、できるだけ有利な住宅ローンを選べるように、多くの金融機関の住宅ローン借入要件をクリアできるようにしておくことがポイントと言えるでしょう。

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