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え!? ベランダ菜園ってこんなに簡単なの

家庭で菜園をはじめたいと思ってみても、何からしてよいのかわからないことがいっぱい。まずは、ベランダ菜園の基礎知識や必要な道具、毎日やることなどをご紹介しましょう。
家庭菜園を途中で挫折してきた方でも大丈夫!宮田範子さんが考えるベランダ菜園はいたってシンプル。「やってみたい!」という気持ちがあれば、誰でもすぐにできちゃいます。

限られた条件でもできる!ベランダ菜園

洗濯物も干さないといけないし、狭いベランダで本当にできるのか心配…。でも、限られた条件でもアレコレ工夫すれば、野菜も充分に育ってくれるのです。そんな工夫の方法をご紹介します。

  • ◇台を利用して日当たり良好!

    まずは日当たりの確保です。フェンスなどで日が入りにくくなるため、台の上にのせて高い位置に置くのが理想的です。
    ただし、プランターが外に落ちないよう高さは守りましょう。
  • ◇空中を活用して育てる

    ときにはハンギング(吊り鉢)でスペースを有効活用。ベランダの手すりにフックで吊るすなど、洗濯物を干す際に、邪魔にならないように気をつけましょう。
  • ◇ハーブやニラは半日陰に

    どうしても日陰はできてしまうもの。そこで、日陰にはハーブやニラを置きましょう。日当たりが良くなくても育つので安心です。
  • ◇方角で位置を変える

    南側にベランダがある場合は、手すりよりに置きます。
    西側にある場合は、陽が斜めに差し込むので、やや窓側に配置して長く日が当たるようにします。
  • プランターの置き方(ベランダの場合)
  • プランターの置き方(ハンギング)
  • プランターの置き方(冬)

お金をかけないプランター選び

最初から全部そろえる必要はありません。最初はさまざまな道具を購入しないといけないので、お金をできるだけかけずにプランターを用意しましょう。

  • ◇発砲スチロール箱を活用

    発泡スチロールは保温効果も期待できるので重宝します。容器の底には数か所に水はけの穴を開けて使います。

  • ◇お米のあき袋も容器に

    10kgのお米の空いた袋も丈夫で使いやすいです。こちらも同様に水はけの穴を開けます。

  • ◇購入した土の袋をそのまま!

    土の袋をそのまま利用するのもおすすめです。土を移しかえる手間も省けるので、ズボラな方でも簡単!

  • ◇100円ショップの小型容器

    最近の100円ショップには、園芸道具も多彩に揃っています。安くて、たくさん購入できるので、これから始める方にぴったり。

  • お金をかけないプランター例1
  • お金をかけないプランター例2
  • お金をかけないプランター例3

毎日やるのは2つだけ

準備ができたら、野菜の生長を待つばかり。毎日やることは2つだけ。
ほかは週末にまとめてやればいいのです。

  • ◇毎日やること

    (1)水やり

    水やりだけは毎日欠かさずやりましょう。コツは、土にたっぷり水を吸わせること。朝うっかり水やりを忘れてしまったら昼や夜になってからでもOK。
    とくに夏は、1日忘れると土が乾いてしまうので注意。

    (2)健康チェック

    もうひとつは虫がついていないか、病気にかかっていないかのチェック。
    枯れ葉や虫をみつけたら、その場ですぐに取り除きましょう。
  • ◇週末まとめてやること

    ・追肥……植えてから1ヵ月ほど経った頃から液肥や緩効性化成肥料(固形肥料)をやることを追肥といいます。
    ・間引き……芽の出た苗同士が生長の邪魔をしあうので、元気な苗を残して他を抜きます。
    ・土寄せ……生長の過程で株元が少し不安定になる場合があります。株元に土を寄せて安定させることです。
    ・支柱立てと誘引……ミニトマトやキュウリなど背の高くなる野菜が倒れないように支柱を立てることです。茎やツルを支柱に沿って導き、8の字を描くようにひもでゆったり結びます。
    ・摘芯と脇芽つみ……栄養が株全体に行きわたるよう、茎や幹の先端をつみ取ることです。
  • ガーデニング水やりのコツ
  • ガーデニング追肥の方法
  • ガーデニング支柱立てと誘引

ベランダ菜園「基本の道具」

ベランダ菜園を始める時の基本的な一式がこちら。ガーデニングや家庭菜園をしている方にはおなじみの「タキイの種苗(しゅびょう)」で、基本の道具を教えていただきました。

ベランダ菜園「基本の道具」写真

取材協力:タキイの種苗
http://www.takii.co.jp/veranda/prepare/index.html

  • (1)タネ

     信頼ある「タキイのタネ」を買ってみよう!
  • (2)培養土(肥料入り)

     肥料の入っている野菜用の土がおすすめ。
  • (3)鉢底石

     水はけを良くするために鉢底にいれる石です。
  • (4)プランター(もしくは鉢)

     できるだけ深めのものがおすすめ。
  • (5)肥料

     種類も豊富なので、野菜に合わせてチョイス。
  • (6)日当たりのよいベランダ

     これは絶対条件ですね!
  • (7)じょうろ

     毎日の水やりにお気に入りをひとつ。
  • (8)スコップ

     土を入れるのに使用します。

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