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首都圏の中古マンション成約価格は13年連続上昇

2025年10月21日

東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は20日、7~9月期(第3四半期、3Q)の不動産流通市場動向を公表した。

首都圏の中古マンションは、成約m2単価が85.18万円(前年同期比11.0%増)となり、21四半期連続で前年同期より上昇した。成約価格は5314万円(9.0%増)で、12年4Qから52期、13年連続で上昇。成約件数は1万2007件(40.6%増)だった。

一方で、中古戸建ては成約価格が3904万円(0.6%減)で、3期連続の前年より下落。成約件数は5368件(54.3%増)だった。

中古マンションは、成約m2単価、成約価格ともに前期比でも2%台の上昇だった。新規登録件数は4万5197件(2.7%減)、在庫件数は4万3850件(3.4%減)とともに前年より減少した。

エリア別の成約m2単価は、東京都区部が134.30万円(14.4%増)で上昇が51期続いている。加えて、多摩の55.82万円(0.9%増)、横浜・川崎市の66.35万円(4.9%増)も上昇した。

埼玉県の43.97万円(0.7%減)、千葉県の40.45万円(1.1%減)は、ともに1%前後の下落。横浜・川崎の両市を除いた神奈川県他の42.26万円(2.7%減)も下落だった。成約件数は、全6エリアで大きく増加した。

中古戸建ては、首都圏で新規登録件数が1万8889件(4.9%増)、在庫件数も2万3538件(5.3%増)だった。

成約価格はエリア別に、東京都区部の7200万円(5.5%増)と多摩の3790万円(2.3%増)のみ上昇。神奈川県他の3186万円(9.8%減)や、千葉県の2594万円(0.2%減)など、4エリアは下落した。成約件数は6エリアすべてで大幅に増加した。

(提供:日刊不動産経済通信)

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