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首都圏の中古マンションm2単価は前月比緩く上昇

2025年10月14日

東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は10日、9月の不動産流通市場の動向を公表した。

首都圏の中古マンションは平均で、成約m2単価が85.18万円(前年同月比12.3%増)と65カ月連続で上昇した。前月比は0.4%の緩い上昇。戸当たりの成約価格は5352万円(10.1%増)だった。成約件数は4475件(46.9%増)。在庫件数は4万3850件(3.4%減)と前年より2カ月連続で減少した。

中古マンションをエリア別でみると、成約m2単価が東京都区部は131.54万円(14.6%増)で、上昇が65カ月続いている。加えて、東京・多摩の58.63万円(3.0%増)と神奈川県の横浜・川崎市は65.60万円(5.0%増)で上昇した。

ただ、埼玉県の44.77万円(2.1%減)、千葉県の40.28万円(5.1%減)、横浜・川崎市を除いた神奈川県他の41.69万円(0.8%減)の3エリアはいずれも前年割れだった。成約件数は、1都3県の全6エリアで2ケタ増だった。

中古戸建て住宅は、首都圏で平均の成約価格が3906万円(3.8%減)で、3カ月ぶりに下落に転じた。ただ、前月比は0.3%と若干の上昇だった。成約件数は1986件(55.0%増)に増加した。在庫件数は、2万3538件(5.3%増)と37カ月連続の増加傾向が続いた。

中古戸建ての成約価格はエリア別に、東京都区部の6949万円(1.1%減)、横浜・川崎市の4626万円(5.5%減)、神奈川県他の3264万円(2.9%減)が前年同月を下回った。多摩の4068万円(5.5%増)と千葉県の2632万円(5.0%増)は前年超え。成約件数は、全6エリアで大幅に前年から増加した。

(提供:日刊不動産経済通信)

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