

近畿圏で中古マンション成約価格が5年ぶり下落
2025年08月04日

近畿圏不動産流通機構(近畿レインズ)は、4~6月期(第2四半期、2Q)の成約報告に基づく近畿圏における中古住宅市場の動向を公表した。
中古マンションは、成約m2単価が44.74万円(前年同期比1.2%増)に21期連続で上昇した。一方で、成約価格は3015万円(0.3%減)と20期ぶりの前年割れ。前期比は成約㎡単価、成約価格ともに下落中古マンションの動向をエリア別にみると、成約価格は12エリア中8エリアで前年同期を下回った。
上昇エリアのうち、大阪市は4160万円(8.0%増)。他は、大阪府北部の3145万円(0.5%増)や滋賀県の2706万円(3.5%増)に加えて、成約件数は大阪市の5%を割る規模の和歌山県が1657万円(72.7%増)だった。
下落したエリアの中で、京都市は3285万円(0.4%減)と若干の下落。神戸市は2581万円(5.4%減)だった。成約件数は、12エリアすべてで前年より増加した。
中古戸建て住宅は成約価格が2329万円(0.1%減)となり、ほぼ横ばいながら2期ぶりに再び下落に転じた。前期比も下落傾向。成約件数は3705件(30.4%増)だった。
エリア別の動向では、成約価格が12エリアのうち6エリアで増加。大阪府は、大阪市が3829万円(15.4%増)と大きく上昇し、大阪府北部も3667万円(7.1%増)、大阪府東部も2042万円(1.6%増)。
大阪府南部の1740万円(7.3%減)のみ下落した。他府県は兵庫県の全域や京都市も下落したが、京都市を除く京都府他の2093万円(3.4%増)などは上昇した。成約件数は、12エリアすべてで増加した。
(提供:日刊不動産経済通信)


- 国土交通省、最新マンションストック数公表 (08/06)
- 首都圏投資用マンション市場動向・不動産経済研究所調べ (08/06)
- 近畿圏で中古マンション成約価格が5年ぶり下落 (08/04)
- 東京23区6月マンション、平均1.3億円 (08/04)
- 4~6月のフラット35申請1.3万戸 (07/30)