

首都圏中古マンションはバブル期並みm2単価続く
2025年07月11日

東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は10日、6月の不動産流通市場の動向を公表した。
首都圏の中古マンションは、平均で成約m2単価が83.34万円(前年同月比6.9%増)と90年10月の83.50万円とほぼ同水準となり、前年同月を62カ月連続で上回った。成約価格は5209万円(5.1%増)、成約件数は4299件(31.9%増)だった。
首都圏で中古マンションの新規登録件数は1万6001件(1.0%増)だった。在庫件数は4万4428件(0.7%減)で、ほぼ横ばいながら14カ月連続の減少。
エリアごとの詳細をみると、成約m2単価が、東京都区部の129.19万円(14.8%増)は62カ月連続の上昇。多摩の55.66万円(0.4%増)と埼玉県の43.32万円(2.8%増)は上昇した。
神奈川県の横浜・川崎市は62.63万円(2.0%減)、神奈川県他の41.74万円(8.8%減)、千葉県の36.57万円(9.8%減)は前年より下落した。成約件数は、全6エリアで増加した。
中古戸建住宅は、首都圏の平均で成約価格が3937万円(1.9%減)だった。成約件数は1943件(49.2%増)。また、新規登録件数の6712件(9.3%増)と在庫件数の2万3341件(7.9%増)は、それぞれ30カ月以上連続で増加している。
エリア別では、成約価格が都区部で7171万円(0.8%増)とほぼ横ばいながら上昇。多摩の4222万円(9.6%増)と埼玉県の2480万円(8.2%増)は堅調に上昇した。横浜・川崎市の4645万円(0.7%減)をはじめ、中古マンションと同じく神奈川県と千葉県は下落傾向。成約件数は、1都3県の6エリアすべてで大幅に増加した。
(提供:日刊不動産経済通信)


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