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【下北沢】独自のカルチャーを発信し続ける下北沢の駅前が変貌を遂げる

 
下北沢の街並み下北沢の街並み

世田谷区下北沢エリアは、いつも賑やかで人通りの絶えないスポットです。京王線と小田急線が交差しており、京王井の頭線では渋谷や吉祥寺方面へ、小田急小田原線は新宿方面へのアクセスがよいことから、多くの人が訪れるショッピングスポットとしてだけでなく、暮らす街としても人気が集まっています。そんな下北沢の街が駅前を中心に大きく変わってきています。

 

独自のカルチャーで世界7位に選ばれた下北
本多劇場「本多劇場」

下北沢は小規模な劇場やライブハウス、古着屋、レコード店などが多いことなどから、サブカルチャー・若者文化の発信拠点として知られています。

居酒屋からおしゃれなカフェ、ミシュランガイド掲載店までが揃う飲食店や、現在も残る6つの商店街に代表するような、ふらりと立ち寄りたくなる買い物スポットが多数軒を連ね、多種多様な価値観が共存する街として独特な魅力を発信し続けています。

また、駅を少し外れると鎌倉通りや茶沢通り沿いを中心に閑静な住宅街が広がっていることも特徴です。

最近では国際的な情報誌『Time Out』が2022(令和4)年9月に調査・発表した「世界で最もクールな街」というランキングで第7位に選ばれるなど、海外からも評価が高まっています。

 

小田急線の地下化、複々線化事業の完了により再開発が加速
「下北沢」駅

小田急線と京王井の頭線が交差する「下北沢」駅周辺は、以前から線路を跨いだ移動のしにくさや、開かずの踏切といった街の回遊性や、防犯・防災上の課題がありました。

小田急電鉄は、小田原線の「和泉多摩川」駅から「東北沢」駅までの計10.4kmを狛江地区、世田谷地区、そして下北沢地区の3地区に分け、複々線化を進めてきました。「東北沢」駅から「世田谷代田」駅間の下北沢地区では2013(平成25)年に線路が地下化され、複々線化は2018(平成30)年3月に完成しています。

この結果、電車が大幅に増発されたほか、快速急行が導入され所要時間も短縮されるなど沿線の住民にとって多くのメリットがもたらされました。

そして、線路の地下化と複々線化によって地上の線路跡地を含めた駅一帯で再開発事業が進められています。

 

駅舎のリニューアルで動線が整理される
シモキタエキウエ「シモキタエキウエ」

線路が地下化されたことによって、「東北沢」駅、「下北沢」駅、「世田谷代田」駅は地下駅となり、新しい駅舎が整備されました。

「下北沢」駅はこれまで、交差する小田急線と京王線が改札口を共用していましたが、新たに完成した駅舎は、小田急線につながる南西口、東口、小田急中央口、京王井の頭線につながる、西口、京王中央口の5つが設けられています。

さらに、新駅舎に併設される複合商業施設「シモキタエキウエ」は飲食店、雑貨、生花店などライフスタイルを網羅する店舗が入居しています。

「シモキタエキウエ」が完成したことにより、各出口への移動も楽になっています。

 

線路跡地に「下北線路街」が開業
下北線路街にオープンする商業施設

駅舎に先立って小田急電鉄により整備が進められてきたのが「下北線路街」です。 地下化によって生まれた、「東北沢」駅・「世田谷代田」駅間の約1.7kmにわたる地上線路跡地に開発エリア、商業施設や複合施設、住宅、保育園、学生寮、宿泊施設など、「シモキタエキウエ」など既に開業している施設を含めて2022(令和4)年に13のすべてのエリアが開業しました。

中でも「下北線路街 空き地」は、「みんなでつくる自由な遊び場」がコンセプトのイベント・オープンスペースです。定期的にオーナーが入れ替わる空き地キッチンや、空き地カフェがあり、芝生エリアにはステージも設けられており、休日にはマーケットなどのイベントが開催されています。

下北線路街

京王線でも、高架下に2022(令和4)年3月に「ミカン下北」がオープンしました。個性的な飲食店と遊ぶように働けるワークプレイスが同居する複合施設です。進化し続ける下北沢というエリアを象徴するような施設名「ミカン」は「未完」を意味しているそうです。

 

「シモキタフロント」が開業、駅前の整備も進む
下北沢駅前、右手奥が新宿方面「下北沢」駅前、右手奥が新宿方面

「下北沢」駅東口前には2019(令和元)年11月に複合商業施設「シモキタフロント」もオープンしました。2026(令和8)年にはバスロータリー、タクシープールの整備も行われ、交通利便性が格段に向上しています。

2025(令和7)年4月には「下北沢」駅から徒歩2分の場所に「みんな商店」がオープンしました。発酵スイーツのテイクアウトカフェなどこだわりのショップが軒を連ねています。

また、多様な価値観が入り混じる下北沢の街の再開発は、小田急線複々線化、駅舎の改修を見ても非常に長い年月を要しましたが、それぞれ住民参加によるまちづくりを重視して計画を進めてきた結果でもあるようです。

今後も、地域と各鉄道会社、世田谷区が連携することで、さらなる街の魅力向上に期待がたかまります。下北沢エリアが、これからどのような姿になっていくのか、注目です。

掲載日
2026/08/01

本記事は、(株)ココロマチ が情報収集し、作成したものです。記事の内容・情報に関しては、調査時点のもので変更の可能性があります。

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