
I型・U型・L型・アイランド型などキッチンの形はいろいろあります。
でも一番大切なのは、どんな形でも、家族の笑顔がいつもそこにあること。
もちろん「使いやすい」「動きやすい」も大切。
ではしあわせを感じる楽しいキッチンってどんなものなんでしょうか。

写真提供:水谷聡子さん
料理をしながら家族のぬくもりを感じるキッチン
家族と一緒にキッチンを楽しみたい方に人気のオープンキッチン。代表的な形は3つあります。
- (1)I型キッチン
壁に沿って、シンク・コンロ・作業スペースをI列に並べたもの。ダイニングとキッチンの境界線が曖昧なので家族といつも一緒にキッチンライフを楽しめます。
- (2)対面式キッチン
シンク・コンロ・作業スペースをU字、L字型に配置したキッチン。障壁をなくした完全なオープン型や、上部吊戸棚を設け、シンク前をオープンにしたセミオープン型もあります。家族と話したり、テレビを見ながら料理をしたい方にぴったり。
- (3)アイランドキッチン
シンク・コンロの一部または全部を壁面から離し、キッチンの中央に置くキッチン。その部分が、島(アイランド)のようになるので、この名称で呼ばれます。回廊型なので家族だけでなくお友達なども一緒に調理を楽しむのに向くキッチンです。
掲載の写真は(1)のI型キッチンですが、アイランド的な棚を配置して家族でキッチンライフを楽しんでおられます。料理の配膳に使ったり、食後のデザートを置くのに使われています。

画像提供:・:*:ナチュラルアンティーク雑貨&家具のお部屋・:*
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必要なものが必要なだけ、取り出しやすい場所にあるキッチン
必要なものを必要な時に「すぐ」取り出せるキッチンにするためには、整理整頓が大切です。でもいつもなぜかごちゃっとしてしまうという方が多いのでは。
そんな方にまずおススメなのが断捨離。おうちに本当に必要なものの種類や数は決まっています。それを見極めるためには「毎日使う」「時々使う」「季節のイベントで使う」「家族イベントで使う」などに仕分けして、キッチンの中に納まりきらないものは思い切り捨ててしまいましょう。
次に置き場所です。よく使うものは手の届くところに。目的が同じものは1か所にまとめるのも鉄則です。シンクまわり、調理機器まわりなど目的別に整理してください。
100円グッズを使った収納法を紹介しています。そちらもぜひご覧ください。
>>100円グッズですっきり!キッチン収納
ポイントは「ポン、ジャブジャブ、トントン、ジュージュー」
『ポン(冷蔵庫から材料を取り出して置く)、ジャブジャブ(材料を洗う)、トントン(まな板を使って材料を切る)、ジュージュー(フライパンを出して油をいれる)、そしてお皿を出して盛り付ける』という流れを作るとご飯の準備もストレスを感じることなくスムーズに。流れを作るときのポイントは調理道具や食器の位置。すぐ取り出せる、しまいやすい位置の工夫をしてみましょう。
(キッチンスペシャリスト・井上まるみさんhttp://maruminoie.jp)


キッチンお助け家電を活用して時間を作る
食後の後片付けを食洗機に頼るのもひとつの手。掃除のしにくいコンロもガラストップやIHだとサッとひと拭き。余った時間で子どもやご主人との時間を作るっていいですね。「食洗機は予想以上に食器も鍋もキレイにしてくれます。自分で使って初めてわかりました。もっと早く使えばよかったと思ったほどです」と前述の井上さん。