【築地】多様なグルメが堪能できる「食の聖地」は新たなフェーズへ
築地市場跡と隅田川沿いのビル群築地エリアは1657(明暦3)年に発生した「明暦の大火」後に、「本願寺」の再建のために埋め立てによって土地を築いたことが由来とされる地です。関東大震災からの復興によって生まれた「築地市場」は日本全国の食材が集まる場として首都圏の食生活を支え続けてきました。
「豊洲市場」への移転後の今でも「築地場外市場」は活況で、日本人のみならず世界の人々から愛されています。「築地市場」の跡地では再開発が進行しており、新たな魅力を放つ場へと変容を遂げつつあります。そんな築地エリアの今を紹介します。
築地場外市場築地と聞くとまず頭に思い浮かぶのが「築地市場」ではないでしょうか。現在は中央卸売市場としての機能は豊洲へと移転しましたが、今も築地場外市場は活気を帯びています。この流れはいつ頃から起こったのでしょうか。それは1923(大正12)年に起きた関東大震災がきっかけと言われています。
都営大江戸線「勝どき」駅から黎明橋を渡って対岸にある「晴海トリトンスクエア」には、スーパーマーケットをはじめ、100円均一ショップやドラッグストア、書店など日常使いの店が揃っています。黎明橋と平行して、チューブ型の動く歩道のついたトリトンブリッジもかけられているので、雨にも濡れず便利です。
震災後の復興計画による区画整理、晴海通りの開通などが行われ、震災によって焼失した日本橋魚河岸の移転場所として選ばれたのが築地です。
築地海軍技術研究所用地に建てられた東京都中央卸売市場築地本場は、1935(昭和10)年に開業しました。その盛況に合わせて市場の周辺には食品や調理用品を扱う店舗が集まり、築地場外市場が形をなし、気づけば都内最大の問屋街になったそうです。
市場以外でいうと駅周辺はビジネス街としての多くのビルが立ち並びます。また、隅田川沿いのエリアには住宅街も広がります。近隣には「聖路加国際病院」などの医療機関や、保育施設、「中央区立あかつき公園」などの公園も点在しており、ビジネスパーソンから子育て世代まで暮らしやすい環境となっています。
勝鬨橋築地の歴史は江戸時代、1657(明暦3)年に起こった「明暦の大火」の復興計画から始まります。隅田川河口部にあたる一帯を埋め立てて作られたのが築地です。当時はエリアの大半が武家地で、旧築地市場は寛政の改革を断行した松平定信の下屋敷だったそうです。
幕末には江戸に居留地をつくろうという計画が起こり、明治時代に入ると現在の明石町付近が外国人居留地となり、首都東京における相互貿易市場になります。その後、関東大震災が起こるまで、築地は外国の文化を取り入れた独自の雰囲気を醸すエリアになりました。
旧築地市場などを臨むタワーマンションが林立し、現代的な街並みのイメージが強い勝どき・月島周辺エリアですが、色濃い歴史に彩られた街という点も魅力のひとつです。
築地市場は現在、「ONE PARK×ONE TOWN(ワンパーク ワンタウン)」をテーマに、自然と都市活動の2つが共生・調和・発展し、社会的価値を創出するまちづくりを目指して再開発が行われています。
再開発ではウォーターフロントである利点を活かし、東京湾や隅田川の水辺から訪れる人々を出迎える広場や、老若男女が集まり楽しめる水辺空間を形成します。また、地下鉄新駅、バスのほか、自動運転車、空飛ぶクルマなど次世代モビリティも活用した陸・海・空の広域交通結節点になる予定です。
約5万人を収容する大規模な交流施設では、多彩なスポーツ・文化・芸術イベントなどを催します。その他にも築地にふさわしい会議・催しを開催するMICE施設、水辺に開かれたシアターホール、築地場外市場と連携した食を堪能できる賑わいの空間も整備されます。
2025(令和7)年度に、にぎわい施設が先行で着工し、2032(令和14)年度に第一期建築工事が完了、2038(令和20)年度に第二期建築工事が完了する予定です。今後もますます築地の街は発展することになるでしょう。
image photo中央卸売市場は豊洲へと移転しましたが築地場外市場には今も400を超える店舗が軒を連ねており、鮮魚、青果、乾物などの食材をはじめ「食」に関するさまざまなものがそろう総合市場として賑わっています。
専門店の店主とコミュニケーションを図りながら旬の食材に関する情報や調理のコツなどを聞くのも楽しいでしょう。また、豊洲で営業する仲卸業者が出店する「築地魚河岸」の3階にはフードコート「魚河岸食堂」があり、新鮮な魚介をはじめ多彩なグルメを堪能できます。
「築地市場」駅築地エリアは複数の鉄道路線が使用可能です。東京メトロ日比谷線「築地」駅は「銀座」駅や「六本木」駅などの繁華街や、「秋葉原」駅や「上野」駅といったビッグターミナルへのアクセスに優れています。東京メトロ有楽町線「新富町」駅を利用すれば「池袋」駅や「永田町」駅、「豊洲」駅などに乗り換えなくアクセスできます。
築地エリアをより活性化させたと言われるのが2000(平成12)年に開通した都営大江戸線「築地市場」駅です。「新宿」駅まで21分など23区をつなぐ大江戸線は都内の各所に移動するのに優れています。都内で働くビジネスパーソンにとって築地は生活しやすい街と言えそうです。
羽田空港までは首都高速道路を利用すれば20分程度、鉄道なら40分程度と、空港へのアクセスも快適です。浅草や台場、竹芝、墨田区役所などに移動する際には水上バスという手段も選択肢に入るのはこのエリアならではと言えるでしょう。
- 掲載日
- 2026/03/01
本記事は、(株)ココロマチ が情報収集し、作成したものです。記事の内容・情報に関しては、調査時点のもので変更の可能性があります。





