不動産サイト nomu.com > ノムコムタイムズ > Vol.14 複層、防犯etc. 住まいのガラス基礎知識
Vol.14 2009.12.03
「複層ガラス」にもいろいろな種類が
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■複層ガラス 2枚または3枚の板ガラスの間に、乾燥した空気の層を封入することで断熱性を高めたガラス。結露しにくく、冷暖房の消費が抑えることができるので、省エネルギーにも。 ■高断熱複層ガラス 2枚のガラスの間に、乾燥した空気の層を封入して、室内側に高断熱のLow-Eガラス(特殊な金属膜を表面にコーティングしたもの)を用いたもの。太陽の熱を取り入れつつ、暖房エネルギーを逃がしにくくし、断熱性、保温性に優れるので、寒さが厳しいエリアに適しているでしょう。 |
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■遮熱複層ガラス 夏場の日射を遮るガラスです。2枚のガラスの間に乾燥した空気を入れ、室外側のガラスに遮熱タイプのLow-Eガラス(特殊な金属膜を表面にコーティングしたもの)を使用したもの。日射を遮るとともに、冬場は室内の暖房熱を反射し逃がさないので、冷暖房の負荷を抑えることができます。紫外線の侵入も防ぎます。 |
このほか、2枚のガラスの厚さを変えることで、騒音を軽減できる「異厚複層ガラス」などもありますし、「複層ガラス」、「高断熱複層ガラス」や「遮熱複層ガラス」の2枚のガラスのどちらかに「合わせガラス」や「強化ガラス」などを使うことで、さまざまな機能を持つ複層ガラスとすることもできます。また、ガラスとガラスの間にブラインドを内蔵し遮熱性能を高めた「ブラインド入複層ガラス」などもあります。 | ![]() |
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「強化ガラス」や「合わせガラス」の特徴
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■強化ガラス(安全ガラス) 衝撃強度、曲げ強度を高めたガラス。「フロート板ガラス」を高熱処理、急激に冷やしてつくられたものです。熱にも強く、割れても破片は顆粒状になるため安全なので、大ケガとなる心配がありません。 窓だけでなく、ガラス入りの室内扉や収納扉などでも用いられています。小さなお子さんやお年寄りがいるご家庭で、室内にガラスを用いる場合には検討したい素材でしょう。「フロート板ガラス」よりも割れにくいものですが、防犯面での性能は期待できませんので、誤解のないように。 ■合わせガラス 2枚以上の「フロート板ガラス」の間に、柔軟で強靭なフィルムの中間膜をはさんで加熱・圧着させたガラス。風圧に強く、割れても飛び散ることがほとんどないのが特徴。中間膜の厚さや性能に工夫を持たせることで、さまざまな特徴を持つ製品もみられます。 中間膜を厚くすることで、突き破るのに時間がかかり防犯性に優れる「防犯ガラス」は、この「合わせガラス」のひとつ。その他、ガラスの脱落防止性能が優れた「防災ガラス」、遮音効果のある中間膜を用い、防音性能の高い「防音ガラス」などもあります。 |

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