不動産サイト nomu.com > ノムコムタイムズ > Vol.14 複層、防犯etc. 住まいのガラス基礎知識
Vol.14 2009.12.03
窓を選ぶ際には、空間に合わせたデザインや大きさ、サッシの色や使い勝手、性能などを考慮して選ぶことになります。どれも住まいの心地よさに関係してくるものですが、「窓サッシにどんなガラスを用いるか」も、住まいの性能に大きく関わってくる大切なポイントです。
窓サッシに用いられるガラスには、さまざまな種類があります。「複層ガラスや防犯ガラスというのは聞いたことはあるけれど、実は、どこがどう違うのか、よくわからない……」という方も多いのではないでしょうか? 今回は、住まいに関わるガラスの知っておきたい基礎知識をまとめてみました。窓サッシ選びをする前に、どんな特徴があるのか、確認しておきましょう。 |
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主なガラスの種類
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ガラスの種類は、大きく分けてふたつ。『一般ガラス』と『機能ガラス』です。 『一般ガラス』 には、「フロート板ガラス(透明ガラス・単板ガラス)」や「網入板ガラス」、「型板ガラス」、「すり板ガラス」などがあります。 『機能ガラス』 には、「複層ガラス」や「強化ガラス」、「合わせガラス」と呼ばれるものがあります。「複層ガラス」にもいくつかあって、「高断熱複層ガラス」「遮熱複層ガラス」などが挙げられるでしょう。いわゆる「防犯ガラス」や「防災ガラス」と呼ばれるものは、「合わせガラス」のひとつになります。 では、それぞれをもう少し詳しくみていきましょう。 |
『一般ガラス』の種類と特徴
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■フロート板ガラス(透明ガラス・単板ガラス) もっとも一般的な平板のガラスのこと。平面が平滑で歪みがなく、透視性や採光性に優れています。窓や建具、鏡などに用いられています。 ■網入板ガラス ガラスが破損しても破片が飛び散らないように、金属の網を封入したもの。炎に強いのが特徴で、火災の際の延焼や類焼を防ぐ効果を持つものです。延焼を防ぐ効果のあるガラスを使用しなければならない場所は、消防法で定められています。 「網入板ガラス」は、防犯性能もあると誤解している方も多いかもしれません。破片の飛散や脱落はしにくいのが特徴ですが、防犯性能を期待できるものではありませんので、注意を。 ■型板ガラス ガラスの片面に型模様をつけた不透明もの。代表的なのが「くもりガラス(不透明ガラス)」でしょう。光を通しながら視線を遮るガラス。近隣や道路からの視線が気になる場所、浴室や洗面、トイレなどで使われることも多いでしょう。 ■すり板ガラス ガラスの片面に珪砂などで摺り加工をした不透明なガラスのこと。 |

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