歓楽街としての性格が強かった六本木エリアは近年、「六本木ヒルズ」や「東京ミッドタウン」など再開発による新たな名所が続々と誕生し、グルメ・ショッピング・アートと多彩な魅力を持つ街に進化しました。ビジネスの拠点としての性格も強くなった六本木では、現在も変化が続き、さらなる成長が期待されています。
ファッションを楽しむ大人たちが集う、ハイセンスなショッピングスポット
六本木ヒルズ
歓楽街としての性格が強かった六本木ですが、2003(平成15)年の「六本木ヒルズ」のオープンによって、グルメ・ショッピング・アート、そしてビジネスの拠点としての性格も強くなってきました。2007(平成19)年にオープンした「東京ミッドタウン」にも最先端のグルメ・ファッションスポットが集まっており、六本木の潤いに一役買っています。
特に、「六本木ヒルズ」にはルイ・ヴィトンやティファニー、バカラなどのラグジュアリーブランドのほか、ファッションや雑貨・インテリア関連のショップが多く集まっており、エレガントな空気が漂います。そしてファッションのみならず、明治屋を始めとした高級スーパーマーケットも集中しており、日々必要なものも、楽しく便利に買い求めることができます。
『朝まで楽しみが尽きない「眠らぬ街」』
過去には「キサナドゥ」や「マハラジャ」「ベルファーレ」など、ディスコ・クラブシーンで注目された六本木。「眠らぬ街」と称されましたが、それは今も変わりません。このエリアには、お酒やグルメを楽しめるスポットが多く集まり、ダイニングやカフェ・バー、外国人が集まるパブなど、眠らぬ街にふさわしい充実振りです。もちろん、2010(平成22)年11月に「六本木プラザビル」5階に復活した「MAHARAJA六本木」は、今も健在です。
買い物スポットも夜遅くまでオープンしているのがうれしいところ。特に日常品をそろえるのに便利な「ドン・キホーテ 六本木店」も近隣に住む人には嬉しいスポットです。また、シネコンの「TOHOシネマズ六本木ヒルズ」では、金曜日や土曜日の夜に深夜営業も行っており、朝まで映画を楽しめます。このエリアは何時でもあらゆる欲求をかなえてくれる、忙しい人にはおすすめのライフスタイル拠点と言えるでしょう。
文化の中心地として成長した、アートスポットが充実するエリア
グルメ・ファッション・ビジネスの一大拠点である六本木エリアですが、さらに「アートの街」という性格も備えています。このエリアには美術館やギャラリーが多く集まっており、文化の中心地ともいえるのではないでしょうか。
2003(平成15)年の「六本木ヒルズ森タワー」53階にある「森美術館」のオープンに始まり、2007(平成19)年には「国立新美術館」と東京ミッドタウン「サントリー美術館」も完成し、国内最高レベルの美術館が一挙に集中するエリアとなりました。この3ヶ所を結んだ三角形地帯は「六本木アート・トライアングル」と呼ばれています。
小規模なギャラリーなども集中しており、「21_21DESIGN SIGHT」や「森アーツセンターギャラリー」なども外せない注目スポットです。2016(平成28)年にはスヌーピーの世界を体感できる「スヌーピーミュージアム」も期間限定でオープンし、さらにアートの幅が広がりました。六本木の街でアート作品の展示や映像の上映、パフォーマンスが繰り広げられる、一夜限りのアートの祭典「六本木アートナイト」といったイベントが行われることも魅力です。
『タワーマンションが林立する、人気の高いレジデンスエリア』
都内有数の歓楽街であり、グルメ・ショッピング・アート・ビジネスの拠点としての性格を備えた全方位的な街となった六本木では1990年代より「六本木ヒルズレジデンス」をはじめタワーマンションが登場し、ハイソで都会的な住宅街としても高い人気を集めています。
2011(平成23)年には六本木三丁目地区第一種市街地再開発事業で「THE ROPPONGI TOKYO CLUB RESIDENCE」が、2012(平成24)年には六本木一丁目南地区第一種市街地再開発事業により「六本木パークコート六本木ヒルトップ」、虎ノ門・六本木地区第一種市街地再開発事業では「アークヒルズ 仙石山森タワー」が竣工し、3~24階部分が「アークヒルズ 仙石山レジデンス」として分譲されるなど、近年もタワーマンションが増加しています。
企業の集中によって誕生した、新たなるビジネス拠点
六本木の街並み
「六本木ヒルズ」のオープン以来続く大規模再開発によって、六本木はビジネス拠点としても注目されています。特に「六本木ヒルズ」と「東京ミッドタウン」を中心とした日本を代表する企業やベンチャー・外資系企業が集中し、都内でも有数のビジネスエリアへと変貌を遂げています。
また、テレビ朝日やTBS、大手レコード会社の本社が集中する情報発信地としての側面も強くなっています。2016(平成28)年にはテレビ東京の新社屋が完成したほか、2018(平成30)年には地上40階地下5階のオフィスを中心とした業務棟など3棟を整備する六本木三丁目東地区第一種市街地再開発事業が竣工する予定で、今後のさらなる発展も期待されます。
- 掲載日
- 2018/05/31
本記事は、(株)ココロマチ が情報収集し、作成したものです。記事の内容・情報に関しては、調査時点のもので変更の可能性があります。