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Vol.37 2011.12.01

マンションで人気のある住戸の位置はどこ?

たとえば、全部間取りが同じマンションでも人気のある住戸の位置は決まっていて、分譲でも賃貸でも人気のあるところから埋まっていきます。

最下階、最上階、端の住戸、中間の住戸、それぞれにおいて、日々の暮らしの快適性を左右する、音、通風、採光、プライバシー面などのメリット・デメリットを比較して、どの位置の住戸が人気となるか総合的にアプローチしてみましょう。

同じ階ならどこがいい?

まずは「同じ階ならどの位置にある住戸がより快適か」見てみましょう。3LDK、80m2、ファミリータイプの全く同じ間取りの住居が15戸ある小規模マンション(地上3階、外廊下形式)を例にします。

【図1】今回モデルとして使用するファミリータイプマンションの「1階平面図 兼 配置図」。

【図1】は1階部分の平面図 兼 配置図です。ここでの条件は先にも述べたように全て同じ広さ、同じ間取りであるとします。この並びをみて、もし1階に住むとしたら101~105号室のうちどの住戸が快適だと思いますか?

通風・採光では窓の多い妻側住戸(101、105号室)が有利

通風・採光条件を見てみると、妻側(「つまがわ」→【図2】参照)の住戸である101号室、105号室は窓が多く、左右とも他住戸に挟まれた中住戸(102、103、104号室)より、通風・採光の条件が良くなります。

方位も加味すると、【図1】のこのモデルでは、105号室は「南東の角部屋」となり、同じフロアの中では通風・採光条件が最もよい位置にあるといえます。

【図2】妻側住戸と中住戸。

音・プライバシー面では階段近く(101号室)は不利

次に音とプライバシーの観点で見てみましょう。一般的な外廊下型のマンションだと外廊下側に個室が配されることが多く、外廊下を歩く人の視線や音が気になるものです。

外廊下を人が通る率でいうと、メインエントランスに一番近い101号室が最も高くなり、音・プライバシー面では一番不利であると言えます。

また、105号室の前にも階段がありますが、こちらはサブ的な要素が強く、メインエントランス側の階段より利用率は低いものの、日常的に人が行き来するため騒音・プライバシー面では他住戸に比べやや不利となります。

防犯性では前面道路の近く(101号室)が不利

次に防犯性の観点で見てみましょう。101号室は人通りのある前面道路に最も近く、それだけ不特定多数の人がアプローチしやすく、バルコニーや住居がのぞかれやすい位置にあります。防犯性の観点からは不利と言えそうです。

エントランス・前面道路近くは要検討

以上の観点から、平面的な位置としては101号室の位置にある住戸は要注意です。メインエントランスや前面道路に近いため一見便利そうではあるものの、そこで暮らす快適性という観点からは防犯・音・プライバシー含めてやや不利な条件が揃います。もしこの位置にある住戸を検討するときは、そのようなメリット・デメリットの内容をよく吟味するようにしてください。

今回のモデルを平面的にみると、1階では東南角部屋で、かつ前面道路・メインエントランスから距離のある105号室に軍配があがります。

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