不動産サイト nomu.com > ノムコムタイムズ > Vol.30 地震に備えた寝室とは?寝室危険度チェック
Vol.30 2011.05.12
二段重ねのタンスはずれて転倒しやすいため、上下のタンス同士を金具などでしっかり固定します。また、高さがある家具は倒れやすくなるため、転倒防止に突っ張り棒やチェーンで壁や天井にしっかり固定します。
次にタンスの中から飛び出すものの対策をとります。重いものはなるべく下の段に入れること、上段には軽いものを収納し、引出しや扉には鎖や耐震ラッチで飛び出し防止策を取るようにしましょう。
高い位置に重いもの、割れやすいものを置いておくと落下した時に危険です。タンスの上など高い場所には基本的に何も置かないようにしましょう。
入口付近にタンスなどがある場合、倒れて避難経路をふさぐ可能性があります。避難の妨げにならないよう、出入り口付近には家具を置かないようにしましょう。もしくは壁や天井などにしっかり固定し、転倒防止を行います。
鏡台はガラスが割れると危険なので飛散防止ガラスを使っているものを選ぶようにし、ベッドのそばに置くのは避けましょう。
照明器具が天井から吊下げて使うペンダント型だと地震時大きく振れて危険です(下図参照)。寝室の照明器具は、シーリングライトなど天井に直付けするタイプを選ぶと良いでしょう。
蛍光灯や電球が露出しているものは落下の恐れがあり危険なので、カバーがついたもの、カバーがない場合は飛散防止タイプの蛍光灯をつかうと良いでしょう。
寝室の照明器具はペンダントやシャンデリアは避け、天井付けタイプが安心です。
寝室の枕もとに額や鏡があると割れた時、落ちて来た時に危険です。