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#70m2換算価格推移#中古マンション#東京カンテイ

2025.07.24

【2025年6月】三大都市圏・主要都市別/中古マンション70m2価格月別推移

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6月首都圏前月比+3.0%の5,851万円、全域での強含み&東京都の事例シェア拡大が追い風に
近畿圏は主要エリアの押し上げで2ヵ月ぶりに上昇中部圏は7ヵ月連続のプラス

2025年6月の首都圏中古マンション価格は、全域での強含みに加えて東京都の事例シェア拡大も追い風となり、前月比+3.0%の5,851万円と11ヵ月連続で上昇した。

都県別で見ると、東京都では+2.6%の8,826万円と14ヵ月連続のプラス、神奈川県(+2.0%、4,015万円)は集計開始以来で初の4,000万円台に達した。また、埼玉県(+1.8%、3,013万円)や千葉県(+0.9%、2,816万円)でも前年同月比の上昇率が軒並み拡大している。

近畿圏平均は主要エリアが揃って強含んだために、前月比+1.9%の3,128万円と2ヵ月ぶりに上昇して4月に記録した直近のピークを再び上回った。大阪府では築浅事例の増加も相俟って+2.5%の3,600万円となり、昨年末からは上昇基調を維持している。

一方、兵庫県では+0.9%の2,484万円と2ヵ月ぶりに上昇したが、4月の水準には届かなかった。

中部圏平均は前月比+0.2%の2,333万円、愛知県では-0.4%の2,454万円と、それぞれ異なる動きを見せたものの、前年同月比の上昇率はともに4%台前後とさほど変わらない。

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6月の主要都市別・中古マンション価格

首都圏主要都市の中古マンション価格は、東京23区で前月比+2.4%の10,333万円と14ヵ月連続で上昇した。主に都心部で高額な築浅物件が増加していることもあり、前年同月比の上昇率は40%に迫ってきている。

また、横浜市(+1.8%、4,379万円)は4ヵ月連続の上昇、さいたま市(+2.3%、3,792万円)や千葉市(+1.8%、2,609万円)でも続伸しており、千葉市に関しては4ヵ月ぶりに前年同月を上回ってきている。

近畿圏主要都市の価格は、大阪市で前月比+3.5%の5,154万円と7ヵ月連続で上昇した。5,000万円に達するのは集計開始以来で初めて。東京23区と同様に、同市中心部の高額な築浅物件が市平均の水準を大きく押し上げている。

また、神戸市では+1.6%の2,717万円と2ヵ月ぶりに上昇したが、4月の水準を下回ったままである。

名古屋市では、前月比-0.9%の2,912万円と2ヵ月ぶりに下落した。3月以降は現水準での推移が続いており、前年同月比の上昇率も5%台で安定している。

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6月の各都市圏中心部・中古マンション価格

都心6区は前月比+0.5%の16,415万円と29ヵ月連続で上昇した。周辺エリアも含めてここ4ヵ月間は全域でプラスを示し続けているが、都心部に限っては昨秋以降に在庫が増加し価格改定の動きも広がっていることから、価格上昇トレンドにブレーキが掛かり始めている。

大阪市中心部では+2.8%の8,007万円と18ヵ月連続で上昇、前年同月比は+37.2%と前述した都心部を上回った。一方、名古屋市中心部では-0.7%の3,927万円と2ヵ月ぶりに下落、前年同月比は+6%台に留まるなど他の都市中心部に比べて伸び悩んでいる。

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中古マンション価格と各指標の推移

東京23区

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※「流通戸数」とは正味の在庫数であり、同月・同一住戸での重複事例を除外して算出しているため、これらを累計して算出する流通事例数を概して下回る。
※「価格改定シェア」とは、各月での中古マンション継続流通戸数(=総計から新規分を差し引いたもの)のうち、直近 3 ヵ月間において一度でも値下げを行った住戸の割合である。また、これら住戸において当該期間で最も高い売出価格と最も安い売出価格から「値下げ率」を算出している。

大阪市

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※「流通戸数」とは正味の在庫数であり、同月・同一住戸での重複事例を除外して算出しているため、これらを累計して算出する流通事例数を概して下回る。
※「価格改定シェア」とは、各月での中古マンション継続流通戸数(=総計から新規分を差し引いたもの)のうち、直近 3 ヵ月間において一度でも値下げを行った住戸の割合である。また、これら住戸において当該期間で最も高い売出価格と最も安い売出価格から「値下げ率」を算出している。

名古屋市

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※「流通戸数」とは正味の在庫数であり、同月・同一住戸での重複事例を除外して算出しているため、これらを累計して算出する流通事例数を概して下回る。
※「価格改定シェア」とは、各月での中古マンション継続流通戸数(=総計から新規分を差し引いたもの)のうち、直近 3 ヵ月間において一度でも値下げを行った住戸の割合である。また、これら住戸において当該期間で最も高い売出価格と最も安い売出価格から「値下げ率」を算出している。

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