【小岩】下町ならではの暮らしやすさが若者に人気の小岩エリア

JR総武線の「小岩」駅周辺には多くの商店街が広がり、交通アクセスの利便性に恵まれながら人情も漂う暮らしやすい街として古くから注目されてきました。現在、「小岩」駅周辺では再開発が進められ、こうした小岩エリアの魅力を維持しながら、さらに快適な街へ生まれ変わろうとしています。

小岩エリアは古くから発展してきたこともあり、商店街が充実し、物価が安いことから若者を中心に人気を集めてきました。一方、道幅が狭く、老朽化した木造建物が密集するなど防災面で課題を抱えていたほか、「小岩」駅の駅前広場は手狭で、利便性の改善も求められていました。
そこで、「小岩」駅周辺では複数の再開発事業が進められ、利便性と安全性を兼ね備えた街へと進化を遂げつつあります。
「小岩」駅南口では南小岩七丁目地区、南小岩七丁目西地区、南小岩六丁目地区の再開発と周辺を結ぶリングロード(周回道路)、駅前広場の整備などが計画されました。このうち南小岩七丁目西地区の再開発は2015(平成27)年に29階建ての再開発ビルとして完成しています。
また、南小岩七丁目地区でも2015(平成27)年に再開発が都市計画決定され、2016(平成28)年には市街地再開発準備組合が設立され、着工へ向けた準備が進められています。 現在、南小岩七丁目地区、南小岩七丁目西地区とフラワーロードを挟んで向かい合う南小岩六丁目地区でも、2025年の完成に向けて再開発事業がスタートしました。
計画ではショッピング施設を中心とした地上10階の建物、マンションやショッピング施設、駐輪場が入る地上33階地下1階の建物、マンションやオフィスなどが入る地上22階地下1階の建物と計3棟の再開発ビルが誕生する予定になっています。
「小岩」駅北口周辺でも再開発が計画されています。JR小岩駅北口地区では2015(平成27)年に市街地再開発準備組合が設立され、2018(平成30)年に都市計画決定がされるなど、着工に向けて準備が進められています。このJR小岩駅北口地区の再開発に合わせて、「小岩」駅北口の北口通りが9mから18mに拡幅されるほか、「小岩」駅北口の駅前広場も整備され、路線バスやタクシーの乗り入れが可能になります。
再開発により便利で快適な街へ生まれ変わりつつある「小岩」駅周辺。今後のさらなる発展が期待されています。

小岩エリアは交通アクセスの利便性にも恵まれています。「小岩」駅からJR総武線に乗れば、「秋葉原」駅や「新宿」駅などにダイレクトアクセスできるほか、1駅目の「新小岩」駅でJR総武線快速に乗り換えれば「東京」駅や「新橋」駅、「品川」駅方面にもスムーズにアクセスできます。
「小岩」駅はバス路線の拠点ともなっており、「葛西臨海公園」駅を経由して「東京ディズニーリゾート」へ向かう「シャトルセブン」、「羽田空港」や「成田空港」に直結するリムジンバスもあり、旅行やレジャーの際のアクセスも便利です。
エリアの北には京成本線の「京成小岩」駅もあります。京成本線の電車の一部は都営地下鉄浅草線と直通しており、「日本橋」駅や「東銀座」駅、「羽田空港」方面へ乗り換えなしで移動できます。

小岩エリアは商店街が多いことも特徴です。「小岩」駅周辺には「小岩北口仲通り商店会」や「小岩北口栄通り会」、「小岩フラワーロード商店街」、「昭和通り商店街」、「サンロード商店街」といった商店街が広がり、長い間地域の人々に親しまれてきた老舗の店から新進の店まで多彩な店が並びます。
にぎやかな商店街を散策しながら買い物するのもこの地で暮らす楽しみになるでしょう。
「小岩」駅には駅直結のショッピング施設「シャポー小岩」があるほか、「小岩」駅北口には大規模スーパーマーケット「イトーヨーカドー 小岩店」もあり、あらゆる買い物ニーズを満たすことができます。

小岩エリアは自然に親しめるスポットも身近です。とくにエリアの東、江戸川沿いに広がる「小岩菖蒲園」には100類約5万本もの花菖蒲が植えられ、初夏には訪れる人の目を楽しませてくれます。
また、「京成小岩」駅の北側の「小岩公園」内には「甲和亭」があります。これは1981(昭和56)年に数寄屋造りの純日本建築として建てられた区民施設で、緑の中でお茶会や琴の演奏などができると多くの区民に利用されています。

江戸川区は教育や子育て支援が手厚いことから 「子育てしやすい街」として若いファミリー層に人気が高く、 2019(令和元)年の合計特殊出生率は1.32で、23区で第3位です。とくに、「保育ママ制度」や「すくすくスクール」は全国的にも注目を集めています。小岩周辺にも多くの幼稚園や保育施設が揃い、安心して子育てできる環境が整っています。
「京成小岩」駅近くにある「共育プラザ小岩」では、子育てに関する相談を受け付けているほか、子育ての情報交換や子育てサークルの活動の場にもなっていて、気軽に親子の交流を楽しめることも魅力です。
- 掲載日
- 2018/11/30
本記事は、(株)ココロマチ が情報収集し、作成したものです。記事の内容・情報に関しては、調査時点のもので変更の可能性があります。