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Vol.22 2010.09.02

住んでからじゃあ遅い!間取り・部屋選びのポイント

意外と大事、どの部屋を選ぶか…

マンション探しをする際に、どのマンションを選ぶかも大事ですが、その後の暮らしを考えると、どの部屋を選ぶかも大切なポイントです。住み心地だけでなく、将来の売却の際の資産性にも影響します。新築時の価格設定によっては、リセールの際の価格も違ってきます。新築マンションの場合は、希望住戸をある程度選べますので、参考にして下さい。

間取りを比較する際に、予算的に見ても、おおよその専有面積が同程度で比較するケースが多いと思います。間取りの良し悪しは、住む人の使い勝手にもよるので、一概には言えませんが一般的に良いとされる間取りの特徴を挙げます。

まず一つ目は、各部屋やリビング、キッチンなどが使いやすいことが挙げられます。柱や梁の出っ張りが少なく、できるだけスクエア(整形)であることが条件になります。

二つ目は、動線がスムーズなこと。特に家事動線は大事なポイントで、料理、洗濯など頻度の高い生活シーンに対応した動線が確保されているかどうかは、大切です。

三つ目は、収納量と収納箇所が確保されていること。洋室やキッチンの収納はもとより、トイレや洗面室などにもきちんと収納が確保されているマンションなら整理しやすいでしょう。

四つ目は、プライバシーに配慮した間取りであること。客間として使われることの多いリビングと各居室分かれていることや、外廊下と居室の位置関係も注目したい点です。

良い間取りが生まれやすい条件とは?

限られた専有面積の中で、住戸プランを企画する訳ですから優秀な設計者でもユニット内部のプランニングには限界があります。良い間取りが生まれる為には、プランニングしやすい専有ユニットになっているかどうかで決まります。

まず挙げられるのが、ワイドスパン(広い間口)。ワイドスパンの間取りであれば、例えば日当たりのよいバルコニー側リビングを広く取れるなど、プランニングがしやすくなります。玄関から各居室に向かう廊下部分も短くできます。

もうひとつは、玄関の位置です。通常は、いわゆる田の字型プランで、玄関がバルコニーの反対側の中央に位置します。これと異なり、センターインと言われる間取りでは、アルコーブなどによって専有ユニットの中央部に位置するタイプは、ワイドスパン同様廊下部分を短くするだけでなく、リビングと各居室の動線を分離し来客の際などプライバシーを保ちやすいメリットもあります。2~3住戸に1基のエレベーターを入れたマンションに良く見られますが、最近では外廊下から奥行きのあるポーチをのばすことで、センターインを実現しているマンションもかなり見受けます。

ワイドスパンの定義は、曖昧な部分もありますが70平方メートル台のプランで間口の広さが7メートル以上あれば良いプランは入りやすいでしょう。建物の配棟計画は、ある程度敷地に制約されます。人気のある南向きの比率を高めようとすると、大規模マンションでもワイドスパンの比率が低かったりします。また最近増えてきたタワー型のマンションは、ロの字のランドスケープならバルコニー面を確保しやすいのでワイドスパンの間取り比率が高いケースを良く見ます。

ワイドスパンやセンターインのマンションは、理想形ではありますが、先に述べたように専有部のユニットは敷地などの制約を受けますので、こだわる必要はありません。ただし、間口の狭い(例えば6メートル未満)90平方メートルで、田の字プランのマンションでは、廊下が長くなり専有面積ほどの広さは感じないでしょう。

住戸を決める前に確認したいのは、家具やTVなどの配置を一通り確認すること。生活動線を考えると広いテーブルが置けないことなどもありますので、自分がどう使うかはシミュレーションしましょう。

用語解説

センターイン

玄関が間取りの長辺の中央にあり、居室が左右に振り分けられている形。

アルコーブ

壁をくぼませることによってできる空間のこと。

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