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さすがジャンク。ガーデンの花形です。

じょうろやバケツを道具として使うのはもちろん、空き缶だって、ガーデン雑貨として大活躍。四季とともに移りゆく野花と、風化していくブリキが、味わい豊かな庭を演出します。また、ブリキをプランターとして使用するときは、錆びて底が抜けてしまわないよう、底に複数の穴をあけ、水はけを良くしておくことがポイントです。

ガーデンこそ、
ジャンクなブリキが大活躍するステージです。

時間をかけて少しずつ生長していく草花の横で
朽ち果てていくブリキは、時間のプロセスの中で
新しい命が吹き込まれ、安らぎとぬくもりのある
ガーデンのための道具として再生していくのかもしれません。

じょうろもバケツも、お手入れ道具も
鉢植えにするとおもしろい味わいをだす缶も
納戸の奥にしまってあったタライも
ひとつひとつがガーデンの演出道具です。

晴れた日はそんなジャンクガーデンで
ティータイムを過ごしてみませんか。

ナチュラルで落ち着いた雰囲気を楽しめるかもしれません。

アメリカで有名な、子どものおもちゃ「ラジオフライヤー」の赤いワゴン。そこに、バケツのプランターを乗せて華奢な野花を寄せ植えすればお庭のアクセントに。

アメリカで有名な、子どものおもちゃ「ラジオフライヤー」の赤いワゴン。そこに、バケツのプランターを乗せて華奢な野花を寄せ植えすればお庭のアクセントに。

爽やかなハーブや小ぶりの野花をジャンクなブリキと組み合わせて、ゆったりとくつろぐティータイムの演出用に。じょうろにはつる性のグリーンが似合います。

爽やかなハーブや小ぶりの野花をジャンクなブリキと組み合わせて、ゆったりとくつろぐティータイムの演出用に。じょうろにはつる性のグリーンが似合います。

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ケーキ作りに使うブリキ道具

お菓子作りに欠かせない焼き型。ブリキは熱伝導が優れているため、焼き型に最適な素材です。今なおケーキやパン作りに活躍中。

ほっとする、スイーツの世界でもブリキが大活躍!

ブリキの型を使ったケーキの作り方
いちごのデコレーションケーキ
○材料(直径18cmの丸型1台分)
卵:3個、グラニュー糖:90g、薄力粉:90g、無塩バター:30g、型用バター・強力粉:各適宜、生クリーム:400ml、グラニュー糖:32g、いちご:20個
1
ボールに溶きほぐした卵、グラニュー糖を入れ、ハンドミキサーでもったりするまで一気に泡立てる。すくった生地で大きく「8」の字を書き、消えないくらいになったらもうひと混ぜして泡のきめを整える。
2
ハンドミキサーをはずし、ふるった粉を全体にちらすようにふりいれ、ゴムべらで「の」の字を書くように粉が見えなくなるまで大きくすくっては手首を返すようにしてまぜる。その後同様に、溶かしバターを入れてかき混ぜる。
3
ケーキ型の内側にやわらかくしたバターをはけでぬり、冷蔵庫で少し冷やしたら、全体に強力粉をまぶしておく。
4
3に2を流し入れ、ゴムべらでさっとならしたら、大きな気泡を抜くために型を軽くストンと落とす。それを170℃~180℃に温めておいたオーブンで約25分~30分位焼く。
5
スポンジを型から外し、二枚に切り分けたら、グラニュー糖を入れホイップした生クリームをパレットナイフでそれぞれにぬる。一方にスライスしたいちごを並べ、もう一方のスポンジをその上に重ねたら、再度生クリームをならすようにしてぬる。いちご、絞り出し袋でしぼった生クリームで表面を飾り付けたら出来上がり。
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玄関の靴箱の上に、壁面の飾り棚にも。並べて飾れば愛らしい雰囲気漂うブリキのおもちゃ。アンティークなブリキのおもちゃのほとんどが明治時代の頃より日本で生産されたもの。ポップな色調のものが多いのは、その大部分が海外向けに輸出用として生産されていたものだからだそう。

ブリキのおもちゃで遊ぼう。

これまでそっと、時代を見守ってきたかのような
落ち着いた色味、底光りするような独特な輝きを放つ
ブリキのおもちゃは、眺めているだけでほんわかとした
やすらぎと安心感を与えてくれます。
そんなブリキのおもちゃともう一度、遊んでみませんか。
玄関に飾れば、ブリキのおもちゃが
お客様との掛け橋となって、
当時の思い出話に花が咲くかもしれません。
家族が集まるリビングなら、お子様と一緒に
ぜんまいを巻いて動かしてみるのもいいですね。
親から子へと、ブリキのおもちゃで遊んだあたたかい記憶が
受け継がれていくかもしれません。
おもちゃで遊ぶ楽しさは、みんなで共有できること。
暮らしのひとときの中で、ブリキのおもちゃから
新しい楽しみ方を実感してみて下さい。

乗り物、ロボット、ピエロなどの形をした、ぜんまい仕掛けの「ブリキのおもちゃ」には、昭和初期の懐かしさが詰まっています(北原氏談)

取材協力:北原照久氏
横浜ブリキのおもちゃ博物館館長。フロリダのディズニーワールドにて「Tin Toy Stories Made in Japan」を開催するなど、ブリキのおもちゃのコレクターの第一人者として世界的に知られている。現在、テレビ東京「開運!なんでも鑑定団」に鑑定士として出演中。http://www.toysclub.co.jp/
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ブリキのお店

あなたの部屋に良く似合う、お気に入りのブリキを探しに出掛けてみませんか。味わい豊かなブリキに出会えるお店をご紹介します。

吉原さんおすすめのブリキ雑貨
ネットショップ「powder」
http://www.powder-powder.com/
今回、取材撮影に協力していただいた吉原さんがオーナーを務めるオンラインショップ「powder」。ブリキをはじめ、木やリネンといった素朴な天然素材の雑貨が揃っています。ラッピングの注文も出来るので、大切なあの人にもぬくもりある雑貨をプレゼントしてみては。

開くごとに「ステキ」と出会えます。ナチュラル感がいっぱい

フランスの田舎町がコンセプトの店
BROCANTE(ブロカント)
ナチュラルなブリキたち

自然そのものがおしゃれに感じるプロヴァンス(南仏)地方の商品を取り揃えたお店。オーナーが年に1回、仕入れに現地を訪れるそう。ブリキはガーデニング用が中心で、バケツや工具入れ、ブリキのベビーバス、レリーフなど目新しいブリキの商品があふれています。

住所/目黒区自由が丘3-7-7
TEL/03-3725-5584
営業時間/13:00~18:00
定休日/水曜、第1木曜

写真右:独特のブリキの風合いが楽しめるじょうろ(9,000円)。写真左:自由が丘の一角に佇むお店。真っ白な建物が目印です。

ブリキ商品が低価格で手に入る店
NATURAL KITCHEN
(ナチュラルキッチン)
かわいいブリキたち

お家をイメージした店内には、キッチン雑貨、バス用品、ガーデニング用品、インテリア雑貨がいっぱい。すべて買い揃えてトータルコーディネートしたくなります。ブリキの小さなバケツやちりとりは、空間のアクセントになってくれそうです。

住所/東京都武蔵野市吉祥寺本町2-1-5 啓ビル1F
TEL/0422-23-3103
営業時間/平日10:00~20:00
土日祝11:00~20:00(不定休)

ブリキの商品は、「ガーデニング用としてだけでなくちょっとした小物の整理用に購入する人も多いですね」と店長。ペン立てに使ったり植物を入れたりして使うのもありです。上記は全て各105円。
※スコップ、くまで、シャベルは4月中旬入荷予定、水色のバケツは参考商品

日本の歴史を物語るブリキに出会える店
無相創
深みのあるブリキたち

幕末から昭和にかけての古いものが揃っているお店。きちんと並べられている商品はオーナーのアンティークへの愛情を感じます。ここでは、ブリキの花見用弁当箱やブリキのランプなど、普段は目にすることができない珍しい商品を見ることが出来ます。

住所/杉並区西荻北3-42-5
TEL/03-3301-2357
営業時間/
12:00~20:00
定休日/火曜日

店内にはブリキの商品の他に、木製のおもちゃや家具が並んでいる。

幕末に作られた花見用の弁当箱(4,500円)、取り皿(1,000円)、筒(1,000円)。筒は香辛料を入れていたとか。

明治時代に軍で使用されていたブリキのランプ(24,000円)。

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ブリキのはなし