「大井町」駅周辺ではこれまで、何度か再開発が行われてきました。2002（平成14）年にりんかい線が開通し、2014（平成26）年には「阪急大井町ガーデン」が開業するなど都市機能が充実し、再開発を重ねる度に住み良い街へと生まれ変わってきました。

現在は、延床 26 万平方メートルにおよぶ大規模複合開発「大井町駅周辺広町地区開発（仮称）」が進行中です。JR東日本と品川区が連携し「大井町エリア全体の賑わいと回遊性の向上につながるまちづくり」と「災害に強く、環境に配慮したまちづくり」を目的に再開発に取り組んでいます。

施設の名称は「大井町トラックス(OIMACHI TRACKS)」に決まり、人々が集う広場、オフィス、ホテルなど幅広い機能が集積します。特に商業施設は歩行者ネットワークに面して開放的なアウトモール型の商業施設を展開し、シネマコンプレックスやスパなど、個性豊かなテナントがそろいます。開業は2025（令和7）年度末予定です。

暮らしを支える施設が揃い便利な街として注目される「大井町」駅周辺は、今後さらに発展をしていくことでしょう。

「品川区役所」が「大井町」駅の西側に建つなど、「大井町」駅周辺エリアは品川区の行政の中心地としても機能しています。行政手続きなどが必要な際に、すぐに済ませられるのはうれしいですね。

「大井町」駅の東口には大小のホールをはじめ、会議室や講習室、調理室、茶室などを備える「きゅりあん（品川区立総合区民会館）」があり、音楽や演劇などの公演や趣味の集会などに利用されています。また、「品川区役所」の西側には「品川区立二葉図書館」もあるなど、多くの行政サービスを身近で利用することができます。

「大井町」駅はJR京浜東北線とりんかい線、東急大井町線の3路線が乗り入れるターミナル駅です。JR京浜東北線に乗れば、「品川」駅や「東京」駅など都心部のターミナル駅へダイレクトアクセスが可能です。「品川」駅では東海道新幹線に乗り換えできるほか、2027（令和9）年にはリニア中央新幹線への乗り換えもできるようになります。

りんかい線に乗れば、お台場などベイエリアにもスムーズに移動できます。りんかい線は「大崎」駅からJR埼京線に直通しているため、「渋谷」駅や「新宿」駅、「池袋」駅などにも乗り換えなしで移動できます。東急大井町線は「大井町」駅と「溝の口」駅を結ぶ路線で、沿線には自由が丘や二子玉川などの人気のショッピングタウンがたくさんあります。電車に乗って、気軽に買い物を楽しむことができるでしょう。