不動産コラム
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2009.01.19:Vol.203

野村不動産UN実勢調査による2009.1.1時点の首都圏「住宅地地価」と「中古マンション価格」の動向

首都圏エリアの住宅地調査地点の内、四半期ベースでの「値下り」地点割合が72.8%(前回62.4%)、「値上り」地点割合は0.8%(前回0.8%)でした。
年間ベースでは、首都圏エリアの住宅地で「値下り」地点割合が93.6%(前回92.8%)、「値上り」地点割合が0%(前回0.8%)、となりました。

◆10-12月期の「住宅地地価」は首都圏エリア平均で▲4.0%(前回▲3.1%)の変動率となりました。

千葉県を除く全域で、下げ幅を拡大しました。下げ基調の継続・リーマンショックの影響・買い手の指し値傾向等により、成約までの期間が長期化しました。また新規売物件も減少しました。

◆「中古マンション価格」は、首都圏エリア平均で▲2.0%(前回▲1.9%)の下落となりました。

都下・千葉県を除いては下げ幅拡大となりました。下落基調を継続しましたが、土地に比較して価格の下げ幅は小幅です。都心回帰の動き・さいたま市のターミナル駅周辺の取引の堅調さなどがみられます。

◆年間ベースの地価変動率の推移を見ると、首都圏エリア平均で▲13.0%(前回▲11.3%)となりました。

前回調査に比較して、千葉県を除く全域で下げ幅を拡大しました。港区・渋谷区・目黒区など一部都心で、極端に高騰した地点の大幅値下がりが継続しています。

◆年間ベースの中古マンション価格変動率は、首都圏エリア平均で▲6.8%(前回▲6.0%)となりました。

千葉県を除く全域で下げ幅を拡大しました。全体に下落基調ですが土地に比較して小幅です。港区・渋谷区・目黒区など一部都心、武蔵野市など都下で、極端に高騰した物件の大幅値下がりが継続しています。
■当社調査による住宅地地価と中古マンション価格変動率(首都圏エリア平均の単純平均値・3ヶ月毎)
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