- 都道府県間移動率(各年10月1日現在の日本人人口に対する都道府県間移動者数の比率)の推移をみると,昭和45年の4.1%をピークにして下降し、62年・平成元年及び7年に上昇したものの、その後は再び下降し続け、20年は1.99%と13年連続の減少となり、昭和29年の調査開始以来初の1%台となりました。
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- 平成20年の首都圏を構成する各地域(一都三県)とその他道府県のそれぞれの間の転出入の状況をみると、東京都はいずれの地域からも転入超過となっていた前年に比べ、埼玉県との間の移動者が転入超過から転出超過へ転じていることがわかります。また、その他道府県からはいずれの地域へも転出超過となっていますが、東京都への転出超過数のみが前年に比べて減少しています。東京都の変化は地方からの転入超過減が影響しています。
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■図1:首都圏一都三県とその他道府県との転出入状況(平成19年、20年)
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総務省統計局ホームページによる |
- 東京都の状況
平成8年以降東京都における転入超過数は増加が続いていますが、その内訳をみると、その間の転入者数は微増ながらほぼ横ばいで推移しており、一方転出者数はほぼ一貫して減少を続けています。東京は出て行かない都市となっています。ただ、平成20年の転入超過数の減少は、転入者数の減少に大きく起因している面があります。また、今年に入っての転入超過数が伸びないのも気掛りです。
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■図2:東京都における転入者数と転出者数の推移(東京都ホームページから転載)
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■図3:東京都における転入超過人数の推移:2月まで(総務省ホームページから転載)
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