共働きのSさんご夫婦は、結婚3年目で奥様は現在妊娠6ヶ月。家族が増えると1LDKのマンションでは手狭になると考え、日増しに身重になる妻を見て、マイホームの売却を急いでいました。そんなSさんの売却活動に欠かせないツールとなったのが、インターネットでした。
パノラマ映像で24時間閲覧可能なデジタルオープンハウスをネットで公開し、
売却に成功。
忙しい人こそ売却活動にインターネットを
最大限に活用し、物件の魅力を訴求。
オンライン査定を気軽に活用して媒介契約を締結
共働きのSさんご夫婦にとって、マンションの買いかえ活動に時間を割くのは至難の業。休日は家の用事に追われ、不動産会社へ行く暇もありません。夜の就寝前にパソコンからアクセスし、不動産会社のホームページを閲覧してみました。そこで、オンライン無料査定サービスがあるのを知って、インターネットの利便性を実感。早速、数社に無料査定を申し込みました。それからは、通勤電車の待ち時間に携帯電話からモバイルサイトを閲覧するなど、インターネットをメインにフルに活用し、より積極的に情報収集を行うようになりました。
翌日、依頼を出したうちの1社から査定結果のメールが届きました。査定価格は、ローン残債などを差し引いても譲渡損失の発生しない金額。納得できる価格が提示されたので、そこで商談を進めることを決め、物件の訪問査定を依頼しました。Sさん宅を訪れた不動産会社の営業マンは、マンションの管理状態や室内の広さ、通風採光など、細かくチェックして具体的な売出価格を算出。信頼できる一社を窓口にした方が良いというアドバイスもあり、専属専任媒介の契約を結びました。同時に会員サービスにも登録しました。勤務中には電話に出ることができないので、広告の反響などの営業報告はメールをもらうよう約束を交わしました。
デジタルオープンハウスで物件の魅力をアピール
契約した不動産会社の会員に配信される、新着物件情報のメールを閲覧することが楽しみになったSさん。「カラー間取り図や写真がふんだんに掲載されていて、チラシを見るより効率的だと思いました」。Sさんのように物件探しにインターネットを活用している人が増えていることから、Sさん自身の販売活動にも、デジタルオープンハウスを勧められました。「事前にお部屋の様子をネット上で確認してから、見学してもらうので、成約の可能性も高まります」と営業マン。Sさんも売却活動には積極的に協力したいと考えていたので、快く承諾。写真撮影にあたって、室内はきちんと片付け、カーテンを明るい色に替えるなどの空間演出を。バルコニーは西向きのため、撮影は、日当たりがよくなる午後に。バルコニーからの眺望、明るいダイニングキッチンのほか、共有部分である豪華なエントランスなどセールスポイントとなる部分はすべて撮影しました。出来上がった写真は360度見渡すことのできるパノラマ映像に加工され、不動産会社が運営しているWEBサイトにアップされました。早速「Sさんの物件紹介ページへのアクセス数が増えました」という反響の報告をメールで受信。数日後には見学を希望する人も。日程調整などの連絡は可能な限りメールで済ませ、いよいよ見学の日がやってきました。見学に来た人は、「写真のイメージ通り」と気に入った様子。即決で申し込みをしてもらい、後日、売買契約を締結。大きな仕事を終えた安堵感で満たされました。しかも配信メールの中に、Sさんが探しているエリアで希望の物件を見つけていて、すでに資金計画のめども立っているので、購入までの道のりもそう長くはなさそうです。
家族構成

インターネットの利用人口は増え続けており、平成18年末には、日本の全人口の約68%の方が利用しています。
物件購入者のインターネット利用率は年々上昇しています。多くの方がインターネットは情報誌や折込チラシに比べて、便利なツールとして利用しています。
不動産購入希望者の集まるWEBサイトに、デジタルオープンハウスを実行。
今や不動産売却・購入に関し、チラシや住宅情報誌以上に、24時間365日いつでも好きなときに物件探しができる、インターネットを利用する人が増えています。そこで人気なのがパノラマ写真で物件が見れるデジタルオープンハウス。物件の魅力をより具体的にアピールでき、希望する物件の内容が家にいながらわかることで人気が高まっています。Sさんの成功もデジタルオープンハウスを実行したことにあると言っても過言ではないでしょう。
2007年12月制作