通勤時間30分圏内、駅から徒歩1分で目の前には公園もある東南角部屋2LDKのマンションに住んでいたNさん一家。子供の成長とともに手狭になり、住みかえを決意。価格査定に基づいて資金計画を立て、あらゆる媒体を使って販売活動も積極的に実施。売却先が決まるタイミングで希望の物件が見つかって、見事、住みかえに成功しました。
まずは価格査定を行って、いくらで売却できるかを把握し、住みかえの資金計画を具体化。広告活動だけでなく、オープンハウスを実施してスムーズな売却に成功。
子供の成長に合わせて住みかえを決意。購入時よりも高く売れるのではないかと思っていたら…
長男の小学校入学前に住みかえしたい
ご夫婦とも都心にお勤めのNさん。6年前、結婚と同時に4,000万円で新築マンションを購入。専有面積は55m²で2LDKの間取り。勤務先から電車で30分の人気エリアで駅から徒歩1分、公園が目の前にあるという立地です。東南角部屋で公園に向かって2面の開口部があるところも気に入っていました。ですが長男が産まれた頃からモノが増え始め、手狭に感じるようになりました。次男が産まれてからというもの、収納不足も悩みのタネに。Nさんは「長男が小学校へ入学するまでに近所で子供部屋が設けられる3LDK以上のマンションに住みかえたい」と、決めていました。
現実は厳しい価格査定
具体的な資金計画を立てるために、Nさん宅の周辺エリアで取引事例を多数持つ、不動産会社に価格査定を依頼しました。Nさんは、購入価格とほぼ同じ金額で売却したいと考えていましたが、実際は3,400万円と予想外の結果でした。最近の取引事例を参考に説明を受け、周辺の相場を再認識しました。
査定価格からローン残債を差し引き、住みかえの購入予算があらかじめ見えてきた後、夫婦で話し合いをした結果「売却価格はおまかせするとして、購入予算は4,000万円前後。広さ80m²・3LDK以上の条件はゆずれない」という希望を営業マンに伝えました。
まずは販売活動に注力
さっそく自宅の売却活動を開始。不動産会社と専属専任媒介契約を結び、指定流通機構(レインズ)に物件情報を登録してもらうと同時に不動産会社のホームページ上でパノラマ画像による物件紹介を実施。また、売出後2週間目に、営業マンからの強い提案もあってためらっていた、オープンハウスの実施を決めました。
「南と東から採光のある、明るいお部屋のイメージを訴求しては」という営業マンのアドバイスでオープンハウスの時間帯は午前中のみに。また、見た目の汚れは値引き交渉をもちかけられる可能性があることや、見学者は住まいの臭いまで敏感ということも教えてもらい、キッチンや浴室・洗面室などの水廻りまで徹底的に大掃除。今まで「もったいないから」と残しておいた不用品も処分して家具も移動し、広々感を演出。狭さを感じさせないように気をつけました。当日、午前中のみの開催にも関わらず、8組の来場者がありました。そのうち3組が購入を希望。
売買契約がスムーズに進行
最終的にNさん宅の買主は、朝1番に来場し、購入希望価格が売り出し価格と一致していた方に決まったとの連絡を受けました。まさにその日、駅前の商店街を通り抜け徒歩15分の住宅街にある築3年で4,300万円の物件が出たとの報告が。広さは85m²の3LDK。早速、予約を入れて見学させてもらうと、希望通りの広さ。5階建ての3階部分にあり、南西角部屋で日当たりもよく、好条件が揃っていました。Nさんは迷うことなく、この物件に決定。
売却物件も購入物件もほぼ同時期に売買契約が済んで、ホッとひと安心です。
成功の秘訣は、価格査定で予算を立て希望条件をはっきりさせたこと。売却のための営業活動をする際に担当営業マンのアドバイスに耳を傾け、それをキチンと実行したこと。住みかえは新築にこだわらなかったこと。「自分たちの希望をしっかり受け止めて対応してくれた営業マンの力は大きかったですね」と喜びいっぱいのNさんでした。

2007年9月制作
家族構成
