同じあいさつを交わすにしても、言い方や態度によって相手の受ける印象は変わります。
あいさつの基本に立ちかえり、心の通うあいさつをしましょう。
- 日本の心はお辞儀にあり。相手に丁寧な印象を与えるために、美しいお辞儀をしましょう。お辞儀は何度もせず一度、手をきちんとそろえ、首からではなく上体を腰から倒します。また、歩いていたらゆっくりと立ち止まってお辞儀をすることでより丁寧な印象を相手に与えます。
- 落ち着いた雰囲気の中では、会釈でも充分相手に気持ちは伝わります。元気のいいあいさつはかえって相手を困らせてしまうので注意しましょう。きちんとあいさつをしたいのであれば、声のトーンは低めにして、手短に交わしましょう。場の雰囲気を読むことが大人のあいさつの基本です。
- 明るいあいさつが似合わない場もあります。言葉は最後まではっきりと伝えるのが基本ではありますが、謝罪やお悔やみの場では言葉はあえてつながないことで、相手に気持ちを伝えるようにしましょう。伏し目がちな表情で、もちろん笑顔は場違いです。
- 手が遊んでしまうといったくせは、相手にだらしない印象を与えてしまいがち。くせを押さえるためにも、座りながらのあいさつの場合には手を重ねておくとよいでしょう。くせが出やすい方の手を下にするよう意識しておくと効果的です。指先をそろえて、美しく見せることも忘れずに。