- ドライヤーの冷風をあてるか、冷蔵庫用脱臭剤と一緒にポリ袋の中にいれておきます。
- 引き出しの底に新聞紙を敷くと防湿・防虫効果が。インクの臭いを虫が嫌います。新聞の上にさらに白い紙かハトロン紙を置き、色がつかないようにします。
- サマーセーターは防虫剤を芯にして、くるくる巻いて収納。窓辺で使用したすだれも同様に。
- あまり出番のないスーツケースは収納スペースとして活用します。
- 収納ジワができた衣類は、入浴後湯船のうえに一晩つるしておきます。
防虫剤は使い方のポイントを
おさえて衣類を優しくしまいましょう
防虫剤は4種類あり、それぞれに適した素材と合わせて使います。
樟脳(しょうのう)は香りが強いので和服などに使用し、頻繁に出し入れするものには使わないほうがよいでしょう。
ナフタリンは長持ちするので毛皮製品、フォーマルウェア、人形や骨董にも最適。
パラジクロロベンゼンは天然繊維製品から合成繊維製品まで幅広く使えますが塩化ビニール製品のバッグなどには不可。
ピレストロイドは衣類全体に使用でき、防虫剤独特の臭いも少なく使いやすいですが、交換を忘れないように注意しましょう。
以下、共通の使用上の注意点です。
- 衣類の上に防虫剤を置く
- 防虫剤は直接気化し、蒸発した気体は空気より重たいので下のほうに行ってしまいます。そのため全体に行き渡るように衣類の上に置くと効果的。
- 衣類はつめこまない
- 詰め込みすぎると効果が半減してしまいます。収納ケースの8分目位を目安にゆとりある収納を心掛けましょう。
- 防虫剤を併用しない
- 種類が違うものを混ぜると化学反応が起き危険です。衣類にシミがついたり変色したりする原因にもなるので絶対にやめましょう。樟脳、ナフタリン、パラジクロロベンゼンは併用できません。 ピレストロイド系のみ併用可能ですがパッケージをよく読みましょう。
- 特製の衣類に注意
- 金糸や銀糸、金箔には直接ふれないようにします。ラメ、バッグやベルトなどの塩化ビニール製品、合成皮革、真鍮や銅製のあるボタンなどにも気をつけましょう。
- 適正量の防虫剤を入れる
- 防虫剤を使用する量が多すぎても少なすぎてもいけません。記載されている標準量を守りましょう。
- 防虫剤の有効期限
- メーカーによって違いますが、約6ヵ月から12か月が有効期限ですので、1シーズン終わったら買い換え・取り替えをしましょう。