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おうちで楽しむ水の力

様々な水の特徴から、その恩恵を受けて発展してきたモノ・コトがあります。
日本料理に欠かせない、とうふや、かつお、昆布などの和風だしです。
食文化を支える上でも水の存在は光っています。
さらに、南米発祥の世界中で飲まれているコーヒーも日本の軟水と相性が良く、瞬く間に愛飲される飲み物となりました。
近年では、水道水のカルキ臭などを取り除き、おいしく飲めるアイデア商品も多数登場しています。
また、リラックスしたい時には水の音を聴いて、くつろぎのひとときを演出してみてはいかがですか?
水の持つ多彩な力を暮らしに取り入れてみるともっと! 水の偉大さに気付かされるかもしれません。

名水のある所においしいとうふあり!
名水のある所においしいとうふあり!
私たち日本人にとって馴染みの深いとうふ。おいしい水があるところにおいしいとうふがあると言ってもいいほど、水と深い関係があります。とうふの約90%が水で出来ているため、水によってだいぶ味が左右されるのです。とうふに適した水は軟水や中硬水くらいがいいとされていますが、日本全国には様々な水を使ったとうふが存在し、海水を使ったとうふなどもあるようです。
また、京都にはおいしい軟水があり、そのことから昔から京都のとうふはおいしいと評判です。とうふを作る上で、また、日本料理を作る上で、ミネラル分の少ない軟水が日本の食卓には欠かせない存在です。
コーヒーに合う水があります
コーヒーに合う水があります
コーヒーは緑茶や紅茶ほど水の硬度によって、味が左右されるものではありません。しかし、豆やローストにこだわる方は、60~80の硬度の水を使うと良いでしょう。軟水は、良くも悪くも、使う豆の香りや苦味をそのまま抽出してくれるのです。
しかし、フレンチローストやイタリアンローストなどの深煎りの豆を使う場合は別。軟水だと苦味ばかりが強く出てしまい、おいしくありません。この場合は、適度にミネラル分を含んだ高めの中硬水が良いでしょう。ぜひ自宅で、同じ豆を使い、硬水で淹れたコーヒーと軟水で淹れたコーヒーとを飲み比べてください。
和風だしの旨みを抽出する水
和風だしの旨みを抽出する水
かつおや昆布の和風だしを取る場合は硬度50以下の軟水に限ります。軟水は、素材の持つ旨み成分がすぐに染み出し、繊細な味わいを演出するのにぴったりと言えます。硬水だとミネラル分であるカルシウムがたんぱく質などと結合し、旨みが灰汁として出てきてしまいます。
しかし、煮干しのように、臭みが強い素材は、やや硬度の高い水でだしを取ると灰汁を抑えることができるので、使い分けると良いでしょう。

水の音でリラックス

「Mother Water(マザーウォーター)」
(2000円) 発売元:Waternet Sound Group
「Mother Water(マザーウォーター)」
母なる水音に包まれて、やすらぎの時間。
雨音からせせらぎ、波音まで、水音にやさしく包まれるCD。「Mother Water」のタイトル通り、水の循環に沿って、母なる水、その優しい音が心と体を癒してくれます。世界遺産の屋久島で収録された水音が心地よく、ずっと聴いていたいほどです。
「Spirit of Water(スピリットオブウォーター)」
(2000円) 発売元:Waternet Sound Group
「Spirit of Water(スピリットオブウォーター)」
美しく聖なる水音が心と体を癒す。
屋久島で収録された、聖なる水音に包まれるCD。雨音からせせらぎ、滝、波音まで、水の音の神髄を揃えています。屋久島は日本を代表する「水の島」。壮大な水の循環に沿って、聖なる水音が心と体を癒してくれます。

昔の人の知恵で水道水をおいしくする

備長炭
備長炭
備長炭は、水道水のカルキ臭を吸着し、炭の持つミネラルが水へと溶け出していきます。そのため、まろやかで飲みやすい水へと変化します。家庭で実践されている方も多いはずです。
紀州炭工房
トルマリン石
トルマリン石
電極を持ち、圧力などを加えるとマイナスイオンを発生する。電気石とも呼ばれる石。水に入れるとミネラル分が溶け出し、美味しい飲料水を作るとされています。また、お風呂に入れると肌にやさしい水になります。
(有)ユニバーサル企画
麦飯石
麦飯石(ばくはんせき)
 
麦飯石は水を浄化することで知られている天然石。水道水に含まれるカルキ臭などを除去し、麦飯石の持つミネラル分であるカリウムや鉄、マンガン、マグネシウムなどを溶出する優れものです。
(株)ホーシー
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