

新石器時代、人々が食物を口にするとき、初めて使用した道具はとがった石のナイフでした。その後、スプーンも登場し、カトラリーの土台を築きます。
フォークの歴史は一番浅く、11世紀初頭でした。
それが文化として定着したのは17世紀後半のフランス。
それはテーブルアートに発展し、ヨーロッパ各国に広がっていきます。
その一大ブームを巻き起こしたのが19世紀に創業したクリストフルです。
連綿と続く伝統あふれるカトラリーは、今なお、高級レストランや大使館などで扱われる貴重な存在です。
もちろん、一般の方でも手に入れることができます。
映画を観るときカトラリーに注目してみたり、カトラリーにこだわるレストランで特別な日を過ごしてみたり。
「銀のスプーンをくわえて生まれてきた赤ちゃんは、一生、食べ物に困らない」といったことわざもあるほどのカトラリー。
様々な面白い側面を楽しんでみてはいかがでしょうか?
1830年フランスにて創業。銀製品の代名詞としての地位を築き上げてきたクリストフル。有名レストランや大使館などで現在もその優雅さを発揮しています。変わらぬデザインで愛され続けている「パール」シリーズの他に、モダンなシリーズも生みだし、伝統と新鮮な風の両方から幅広い製品を作り続けています。そんなカトラリーを特別な日にプレゼントしてみませんか? 毎年ひと組ずつ、2人の歴史を刻むように集めていくのも楽しいかもしれません。
クリストフル ブティック 東京 http://www.christofle.com/ TEL:03-3499-5031
オリジナリティあふれるフランス料理をこだわりのカトラリーで味わう。
1954年に創業したフレンチレストラン。シェフの間光男さんは雑誌やTVなどにも出演し、カトラリーにも深いこだわりを持っていらっしゃる方。ここ「TERAKOYA(テラコヤ)」で使われるカトラリーの種類は、目をみはるほどの多さで、スプーンやフォーク、ナイフの他に、家庭では普段見られないような、面白い形状のカトラリーに出会えます。コース料理ならではの用途に合わせたカトラリーを見て楽しんで、オリジナリティあふれる料理を堪能してみては。
日本庭園と洋館の組み合わせというフレンチレストランとしては不思議な空間。その周辺は武蔵野の自然が包み、伸びやかな雰囲気を満喫できます。料理は2ヶ月ごとに変わり、同じものは二度と作らないという徹底ぶり。カトラリーは、銀食器の王道クリストフルの他、ラギオールなど多数使用。スプーンひとつとってもスープ用、ジャム用などがあり、料理に合わせて使う楽しみが湧いてきます。
TERAKOYA(テラコヤ)東京都小金井市前原町3-33-32 http://www.res-terakoya.co.jp/ TEL:042-381-1101
- 出産祝いに贈る銀のベビースプーン。
- ヨーロッパにおけるカトラリーの歴史は非常に古くからありました。ヨーロッパでは「子どもの恵まれた生活、一生涯幸せに」との願いを込めて、生まれてくる赤ちゃんに銀のスプーンを贈る風習があります。というのも、銀のカトラリーは「豊かさの象徴」。 親から子へ、幸せのベビースプーンを贈ってみてはいかがですか?
- 『幸せのレシピ』
- 素敵な食事には
カトラリーがつきもの。
マンハッタンの高級レストランで料理長を務めるケイト(キャサリン・ゼタ・ジョーンズ)は、ある日、姉を交通事故で失い、残された姪のゾーイ(アビゲイル・ブレスリン)を引き取ることに。一方、仕事場には、ケイトとは正反対の性格の陽気な副料理長ニック(アーロン・エッカート)が新たに雇われ…。初めはぶつかり合う3人が、心を通わせていくシーンで注目なのが食事のシーン。カトラリーの存在が光っています! カトラリーが中心ではないものの、料理を引き立てる名脇役として存在感たっぷり。カトラリーを意識して鑑賞すると新しい発見があるかも。
- 幸せのレシピ 特別版
- DVD 3,980円
ワーナー・ホーム・ビデオ http://www.whv.jp/
- 『かもめ食堂』
- ほのぼの感を演出する
素朴なカトラリー。 - Photo:高橋ヨーコ
フィンランドの港町ヘルシンキに小さな食堂を営むサチエ(小林聡美)。ある日、訳ありの日本人のミドリ(片桐はいり)とマサコ(もたいまさこ)らに出会います。二人は、店を手伝うようになり、3人が心を込めて作る料理が客を呼び始め…。静かな風景の中で、せっせと働く3人。料理を作るときや食事をするときなどに使う素朴なカトラリーが、主張しすぎずやわらかい印象を劇中に漂わせます。こんな雰囲気の中でおいしい料理をお気に入りのカトラリーで食事ができたら素敵です。
- かもめ食堂
- DVD 5,040円
(株)バップ http://www.vap.co.jp/
時代と共にその形を変え、使いやすさ、デザイン性、異素材など多種多様のカトラリーの魅力は言葉では言い表せないほどに進化をとげています。実際に使い、自分の手に馴染む感触を知って、お気に入りのカトラリーを探してみましょう。特徴や個性が違うカトラリーをシーンに合わせて使い分けるのも楽しいものです。
- 和・洋・中を選ばず、
どんな料理にも合うデザイン。 - シンプルで繊細なフォルムが和・洋・中どんな料理にもマッチするtsuyu(ツユ)。デザイナー、ジェームス川田がデザインした根強い人気のカトラリーです。
- 右からディナーナイフ1,575円、デザートナイフ1,522円、デザートスプーン1,155円、ディナースプーン1,575円、ディナーフォーク1,575円、デザートフォーク1,186円(すべてツユ)
- 大皿料理の取り分け用に最適な
用途に合わせたフォルム。 - デンマーク王室御用達のデザイナー、カイ・ボイスンがデザインしたサラダや大皿料理の取り分けにぴったりのカトラリー。少し大きめのスプーンとフォークは、持ち手部分も一体化した形で、洗いやすく衛生的。シンプルで、食器を選ばずどんなものにもあわせやすい。
- サービススプーン・フォーク各1,470円
- 遊び心あふれるデザイン、
ピザにぜひ! - 老舗メーカー「Alessi(アレッシィ)」ならではの遊び心あふれるフォルムは、持ち手が唐辛子の形。デザインを話の種にしながらピザでもいかがですか? ピザが切りやすいように、ナイフにはギザギザが施されています。
- ピザ用ナイフ・フォーク各2本入りセット6,615円
ディナープレート6,300円
- デザイナー、ジャスパー・モリソンが
よりシンプル、を体現した美しいフォルム。 - イタリアのステンレススティール製品の老舗メーカー「Alessi(アレッシィ)」。その中で、カトラリーを初めて購入する方におすすめなのがジャスパー・モリソンがデザインしたもの。奇をてらわず、大変シンプルな美しいフォルムが印象的です。
- 右からテーブルナイフ1,470円、テーブルフォーク1,575円、テーブルスプーン1,575円、コーヒースプーン840円(すべてアレッシィ)
- 切れ味抜群の
肉料理に適したカトラリー。 - 1850年、フランスにて創業の伝統あるナイフビルダー「SCIP社」のカトラリー、シャトーラギオール。肉切り用に最適なナイフ&フォークセットは、ステーキや骨付き肉の料理など、その切れ味は素晴らしいの一言。水牛の角の持ち手部分がアート作品のような仕上がり。
- ナイフ&フォークセット(木箱付き)18,900円
- 休日の朝は、
磁器のカトラリーで朝食を。 - 陶磁器メーカーの「NIKKO(ニッコー)」が作る清潔感のある白色とやさしい口当たりのカトラリー。朝食メニューに適したバターナイフやジャムスプーンなどのラインナップです。陶製は、においも付きにくく、目覚めたての朝にぴったりです。
- 右からバターナイフ1,155円、スープスプーン1,155円、
シャーベットスプーン735円、コーヒースプーン630円(すべてニッコー)
- 軽くて持ちやすい木製で、
口当たりのやさしいカトラリー。 - 岩手県にて1980年に創業した木のカトラリーを作る「クラフトプラム」。子どもから年輩の方まで、安心して使える、まさにグローバルデザインのカトラリーです。自然な色合と素朴な木の質感がおすすめです。
- 右からスプーン2,625円、ジャムスプーン1,260円、レンゲ2,625円、
フォーク2,100円(すべてクラフトプラム)
- 商品詳細 /
:リビング モティーフ http://www.livingmotif.com TEL:03-3587-2784
:日本クリエイティブ(株)http://www.winex.co.jp/ TEL:03-3449-5901
:Alessi Japan(アレッシィ ジャパン) TEL: 03-3475-2757