以上のように、タワーマンションは、これから購入しようという買主にとっても、実際に住んでいる人にとってもメリットが高いことがわかります。「タワー限定」で探している人も少なくありません。人気が高いということは、それだけ希望者が多く、競合するということでもあります。良い情報をいかに早くキャッチできるかが、望んだマンションを購入するコツといえるでしょう。
そのためには、インターネットの物件検索サイトを最大限活用することがポイントです。しかし、希望しているタワーマンションの住戸が必ずしも売り出されているとは限りません。自分が探している時に売り物件がなければ、検索しても物件リストに上がってこないのです。
こうした場合に活用したいのが、タワーマンションの物件情報を網羅した専門サイト「タワーマンションギャラリー」です。ここには、過去に首都圏と関西圏で分譲されたタワーマンション約470棟の情報が盛り込まれています。今現在、売り物件がないマンションでも詳しい情報が掲載されています。売り出し物件が出たらすぐにメールで教えてもらえるようにリクエストすることも可能です。
このサイトの特徴を紹介しましょう。
タワー物件を網羅したマップと、豊富な写真で比較検討
まず、エリアごとにすべてのタワーマンションを地図上に表示する機能があります。自分で探しているエリアの周辺にどんなタワーマンションが何棟あるか、どのように分布しているかが一目瞭然です。「ここに、こんな良い物件があったのか」という発見もあるでしょう。しかも、売り出し中の物件がある場合とそうでない場合を色分けしてあります。
すぐに購入したいなら「売り出し中あり」に絞ってチェックすればよいですし、時間に余裕があるなら、その他の物件も含めて幅広く検討できます。特定物件を限定して探しているなら別ですが、「タワーの高層階」といった希望であれば、探している地域の複数物件を比較できるほうが、より満足度も高くなるでしょう。
また、比較検討する場合にポイントとなるのが物件写真です。タワーマンションの外観は、下から見上げるように撮った写真になりがちですが、このサイトでは、プロのカメラマンがさまざまな角度から撮影しているので、周辺の状況も含めて物件の特徴がよくわかるような写真が掲載されています。
物件の詳細情報についても、一般的な物件概要レベルではなく、そのマンションが開発された経緯や設計のコンセプトなどの情報も盛り込まれています。物件の魅力をより深く知ることができるでしょう。物件ごとに営業担当者がいて、過去の成約価格のデータなども蓄積していますから、問い合わせれば価格の推移もわかるはずです。
売り物件の情報も、こうした専門分野に特化したサイトを運営している不動産会社に集まりやすいといえます。人気が高くてなかなか売りに出ないタワーマンションでも、何かの事情で売却しなければならないときに、売主は「ここに頼めば、確実に売ってくれる」と期待できる会社に依頼するケースが多いからです。買主も売主も、こうした専門サイトを上手く使いこなすといいでしょう。
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