当社が3ヶ月ごとに実施している「住宅地地価調査」・「中古マンション価格調査」からその概要を報告いたします。本報告は、野村不動産ソリューションズの各部センターの営業エリアにおいて、調査地点・対象マンションを選択し通常取引を想定して実勢価格を査定したものの要約です。調査地点は限定されたエリアから抽出したものですので、本報告書の数値は都県全体の変動率を表すものではありません。
四半期比較で「値上がり」を示した地点が4.3%(前回3.6%)、「横ばい」が72.1%(前回59.3%)、「値下がり」が23.6%(前回37.1%)となりました。横ばい地点割合が増加しています。平均変動率では、全エリアで1%未満の下落となり、千葉県以外では値下り率が縮小し横ばい傾向となりました。
四半期比較で「値上がり」を示した地点が4.6%(前回1.9%)、「横ばい」が65.7%(前回56.5%)、「値下がり」が29.6%(前回41.7%)となり、横ばい地点割合が増加しています。全エリアで平均変動率が1%以下となり、値下り率も縮小し横ばい傾向となりました。
地点割合の年間比較では、「値上がり」が7.9%(前回12.1%)、「横ばい」は32.9%(前回35.7%)、「値下がり」が59.3%(前回52.1%)と値下り地点の割合が増加しました。
地点割合の年間比較では、中古マンションの「値上がり」地点割合は7.4%(前回8.8%)、「横ばい」が25.0%(前回26.4%)、「値下がり」が67.6%(前回64.8%)となり、値下がり地点割合が増加しています。全エリアで下落傾向が続いた一年間だったと言えます。
■当社調査による住宅地地価と中古マンション価格変動率(首都圏エリア平均の単純平均値・3ヶ月毎)