当社が3ヶ月ごとに実施している「住宅地地価調査」・「中古マンション価格調査」からその概要を報告いたします。
本報告は野村不動産ソリューションズの各部センターの営業エリアにおいて、調査地点・対象マンションを選択し通常取引を想定して実勢価格を査定したものの要約です。調査地点は限定されたエリアから抽出したものですので、本報告書の数値は都県全体の変動率を表すものではありません。
四半期比較で「値上がり」を示した地点が16.4%(前回24.3%)、「横ばい」が70.7%(前回64.3%)、「値下がり」が12.9%(前回11.4%)となりました。年前半はやや強含みで推移した住宅地地価でしたが、今回はより安定化した傾向を示しました。
四半期比較で「値上がり」を示した地点が11.1%(前回27.8%)、「横ばい」が69.0%(前回59.3%)、「値下がり」が19.9%(前回13.0%)となりました。横ばい地点数が7割近くを占めているものの、値下がり地点数はやや増加しており、中古マンション価格に弱含みの兆しも見られます。
地点割合の年間比較では、「値上がり」が前回と変わらず43.6%、「横ばい」は27.9%(前回28.6%)、「値下がり」が28.6%(前回27.9%)となりました。
地点割合の年間比較では、中古マンションの「値上がり」地点割合は42.6%(前回47.7%)、「横ばい」が26.4%(前回29.2%)、「値下がり」が31.0%(前回23.1%)となりました。四半期比較では平均変動率がわずかにマイナスとなったものの、年間ベースでは3四半期連続でプラスを維持しています。