首都圏エリア内の住宅地地価の変動率は、平均としての「プラス」の値を明確に示しました。 |
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4‐6月期の「住宅地地価」は、首都圏エリア平均としては0.6%(前回△0.1%)の変動率となり、引き続き堅調な推移をたどっている事が確認されました。また前々回・前回調査より下落地点の数がさらに減少していて(合計12ヵ所⇒9ヵ所⇒8ヵ所)、上昇地点数も都区部を中心に増加しています(前回11ヵ所⇒13ヵ所)。また埼玉・千葉での下落地点ゼロが今回の特徴です。
一方、同一マンションの価格変動調査である「中古マンション価格」の下落率は、△0.8%(前回△0.4%)と郊外部を中心にやや拡大傾向です。 |
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エリア毎の特徴として、千葉県での上昇地点5地点(全14地点中)が特筆されます。 |
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今年度の公示価格発表でも、東京都以外での上昇地点として、千葉県の東京近接エリアが目を引きました。今回の調査でも、浦安、市川、流山市などでその傾向が表れています。
また今回、地価と中古マンションの平均変動率が逆方向に推移したことも注目です。
なお、今回の地価平均値の上昇傾向は、当社の調査地点が、当社の支店所在地周辺エリアに限られていることから、比較的住宅地としての条件の良い地点が多く含まれていることが影響しているものと考えられます。 |
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