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先般の国立マンション訴訟の例でも明らかなように、我が国では景観を目的とした土地利用規制がほとんどありませんでした。空中を覆う電線や氾濫する広告の類も野放しで、農村も含めて貧しい景観国になってしまったことは共通の思いでした。今回やっと国のレベルで、「景観」という難しい対象に法律の目を向けた事は、画期的といえるのではないでしょうか。 |
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特に「景観法」という法律は、いわゆる「基本法」として位置付けられるもので、3文字の法律というのは、近年珍しいと言えるでしょう。逆にいうと、2文字の主要法律の次に位置する重要法律であるとも言えます。しかしながら、現在のところあまり認知されていないきらいがあり、ここで要点をまとめておきますので、今後の動向に注目してください。 |
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景観法の全体イメージ(都市景観だけでなく、農山漁村や里山などの風景も対象とする) |