まだまだ暑い日が続きますね。
子供たちはそろそろ、宿題を気にしながらも
まだ何とかなるだろうと思う時期。
「どこにも連れていってくれないから
絵日記がかけないよ」
と子供が親に不満をぶつけてくるのもこの時期。
「何をいってんの。お父さんもお母さんも
あなたたちのためにがんばってるんだから」
とつい愚痴っぽくあたってしまいがちなのも
夏休みならではの親の苦悩。
近所のお母さん仲間とも「今年はどっか行くの?」
という会話で始まるのも
夏休みならではの街角の風景。
そんな時だからこそ、
親子のコミュニケーションをしっかりとって
夏親子のいい関係を作ってみませんか。
家族イベントは何も特別なことではなく
伝言メモだけでも子供はうれしく思うもの。
そんなささやかで、小さな幸せかもしれませんが
ふつうの日常の中にあふれる、さりげない出来事を
親子で楽しんでみませんか。
そこに絵日記のネタが
ひそんでいるかもしれません。
親子のコミュニケーションはすぐ実行できるような身近なことから始めるのが一番です。さあ、親子でメモコミュニケーションを。
ご協力いただいた家族/川崎市在住、中澤直久さん(36歳)・真希子さん(35歳)・由奈ちゃん(8歳)・蓮くん(6歳)・知花ちゃん(9ヵ月)お父さんを中心に、元気いっぱいの仲良し家族。お母さんの育児休暇が終わるのも、もうすぐ。不安気なお母さんを勇気づけるような子供たちの笑顔に、ご両親が助けられているような気も。
夏の風物詩、スイカ。“がぶっ”とかぶりつくと、じゅわっと口の中にひろがる甘い果汁はいつ食べても旨い! 夏親子の必需品です。
スイカは夏の定番。
家族で食べるとなぜかおいしい!
しかも家族でいることの幸せを感じる時
まんまるスイカは
ひょいと持ち上げても軽い。
それはまるで家族のはずむ笑顔が
支えてくれているかのよう。
でもギスギスしていると
持ち上げた瞬間、腕にずしん!と響いてきて・・・。
それでも中を見るまではとワクワクして割ってみると
赤く熟した部分が少なくて白い部分が多かったり。
「あー」という家族のため息も。
でもそこは家族。
誰かが食べ出して「旨い!」と言えば
間髪をいれずに誰かも「おいしいね!」と
相づちをいれたり。
まるでスイカ占いのよう出来事も
家族一緒だから楽しいね。
まんまるスイカは丸のままでも、切った後でも、楽しみがいっぱい。種のとり方はお父さんが伝授してあげて。
親子でみつめ合える幸せなひととき。子供の成長はあっ!という間。タイミングを見つけてしっかり見つめ合って目と目の交流を深めていってください。
ふだん忙しい時は
用事だけですんでしまう親子の会話。
子供の寂しげな横顔に気付く間もなく
せかせかした会話ですませようとする親。
それってやっぱり寂しいことだと思います。
もしかしたら、子供の心には、目に見えないひっかき傷を
残しているかもしれません。
だからこそ何気ないやりとりの中で
ほんの少しだけ時間を作って、じーっと
子供と見つめ合ってみてください。
子供が「どうしたの?」と
質問してくるくらい、じーっと。
赤ん坊の頃は、目の中にいれても痛くないほど
かわいいと思って、じーっと見続けたものですが
成長とともに反抗が始まり
親も子も素直になりきれない時も
あるかもしれませんが、さりげなくじーっと、ね。

お母さんがカウンターの向こうからお姉ちゃんに食後の果物を渡そうとすると、弟のれん君が駆け寄ってきました。「お母さん、僕も」。「はいはい」と弾むようなお母さんの声に、なぜか甘えんぼさんのようになったれん君。
ミンミンと鼓膜に響く蝉の鳴き声。
親も子供も無邪気になれる環境音みたいなものかもしれません。
子供は知りたがり屋です。
言葉を話し始める2~3歳の頃は
「それなあに?」と親に、いつもいろんな疑問を
投げかけてきます。
親も最初は質問されることがうれしくて
「それはね」と丁寧に応えるものです。
でも少し大きくなると
ぶっきらぼうに応えるようになって
しつけが優先されていきます。
でも子供は、どんなに大きくなっても
いろんなことを知りたがっています。
そして子供は夏休みこそ
お父さん、お母さんに
いろんなことを教えてもらえる
チャンスだと思っています。
蝉の鳴き声が聞こえたら
ぜひ親子で出かけて
蝉の捕まえ方を教えてみませんか。

蝉の話
●蝉は成虫になってから一週間ほどで命が終わってしまうといわれています。ところが幼虫として土の中で生活する期間を含めると一生は3~17年と長く、実は昆虫仲間の中で、その寿命の長さは上位を占めます。
●鳴き声は種類によって違っています。それを親子で聞き分けてみるのも楽しいものです。鳴く時間も種類によって異なり、日本で一番多いといわれるクマゼミは午前中、アブラゼミやツクツクボウシは午後、ヒグラシは朝夕、ニイニイ蝉は1日中鳴いています。
● 抜け殻は漢方薬としても活用されているようで、蝉が人々に与えてくれる恩恵ははかりしれません。
● 蝉にまつわる、こんな俳句もありましたね。「閑けさや岩にしみ入る蝉の声」松尾芭蕉
毎日、追い立てられるようにたまっていく洗濯物。
忙しいお母さんの頭の痛い家事のひとつ。
親子で一緒にやれば、あっという間に終わります。
子供はお手伝いが、大好きです。
お父さん、お母さんのうれしそうな
笑顔が見られるからです。
お母さんから
ひょいと渡される洗濯物を
がっちりつかみ
決められた場所へ駆け足で持っていく。
たったそれだけのささやかな出来事も
お母さんの満面の笑顔に
見守られているという幸福感で
子供の心は弾んでいます。
何かすごくいいことをしたような
誇らしげな子供の姿はまた
親にとってもうれしい成長の一コマ。
「早く、早く」と怒られながらも
親子リレーを最高に
楽しんでいるんですよ。
子供を思い、伝えたいことを書いたり、描いたり…。
それを貼ったり、吊り下げたり…。
子供の心に寄り添うさまざまグッズたち。
お父さん、お母さんが
ゆっくりした時間の中で子供を思う時
成長の喜びと感動に包まれるものです。
でも忙しい日々の中では
親も子もゆっくり感動をする間もありません。
何かしらあわただしい空気が家中に充満して
子供がつい
反抗したくなるのも
親もつい、言わなくてもいいことを言ってしまうのも
心の余裕を無くしているから
のような気がします。
そんな毎日にぜひ取り入れて欲しいこと
それが子供への手紙です。
その辺にあった紙でもいいかもしれません。
子供の心にそっと寄り添えるような
手紙を暮らしの中に取り入れてみませんか。
絵日記の宿題に悩む親子は多いもの。そんな時こそ、夏親子のいい関係の中にヒントを得て、仕上げていってみませんか。
出かける間際に、お母さんがその辺にあった紙に急いで走り書きした子供へのメッセージ。こんな短い手紙の中にも、子供は自分への愛情のカケラをちゃんと感じ取っているものです。
最近の消しゴムはカラフルで楽しい。香りもまろやか。親も童心にかえって楽しんでみてください。
あえて手動の鉛筆削りを使ってみる。電動みたいに鉛筆を早く削れないけれど、夏休みの時間がゆっくり進むみたいで、嬉しい気分になるのはなぜだろう。
子どもたちと、ハサミとのりは大の仲良し。でも大人になるとじっくり使う時間がなくなるのは、なんだかさみしい。夏休みは子どもと一緒に、ハサミとのりと仲良くしてみましょう。
クレヨンを見てると「どの色にしようかな」と選んでいるときの子供時代を思い出します。たまには子供のクレヨンをちょっと拝借して「ワクワクした気持ち」を取り戻してみましょうよ。
夏になるとなぜか、
子供よりもワクワクしてしまうお父さん、お母さん。
いい思い出をたくさん持っているからなんでしょうね。
山や海、いやいや近所の公園などでいい。
思い切り夏を満喫するには
グッズがあるとさらに楽しいもの。
それって、お父さん、お母さんが
幼い頃使っていたものと
同じものばかり。
ある人がいっていました。
子育ては自分がやってきたことを
もう一度見直す作業みたいなものだと。
確かにそうかもしれません。
快適な夏親子を満喫する
なつかしいグッズたちを活用して
親も子供も夏をハッピー、エンジョイしてみませんか。
はじける笑顔は、心も一緒に躍動して
やわらかくなっているから
どんな思いもお互いに受け止めることが
できるものです。
無邪気に親子が楽しめるのも夏だからこそ。
蚊取り線香の煙を嗅ぐと、夏の日の夕暮れを思い出します。懐かしくなって久しぶりに蚊取り線香を焚いたら、子供たちが「なに?それ花火?」って。ちょっと笑ってしまいました。
「お母さんからのメモは、声に出して読んじゃう。 声に出して読むと、お母さんの笑顔が思い浮かぶ気がするから」とれん君。
「帰ったらうがいしてね」「宿題やるのよ」。子供への伝言はいつも同じセリフばかり。プチサプライズを期待して、いろんなカードを使ってみませんか。
蝉の鳴き声を聞きながら、汗をダラダラながしてい草のマットでお昼寝。あれ? 気がつくとお父さんも隣でスヤスヤ。嬉しかったから起こさずに、また眠ってしまう昼下がり。
「玄関に揃った家族全員のビーチサンダルを見ると安心する」とゆなちゃん。今年の夏も、みんなでこのサンダルを履いて、海やプールへ家族で出かけたい!って想像はふくらみます。
「虫かごは、僕の宝箱。この中にはたくさんの戦利品が入っているんだよ。今度はお父さんと山に行ってカブトムシを捕まえるぞ!」とれん君。