原状回復ガイドライン

読み

げんじょうかいふくがいどらいん

意味

賃貸住宅における原状回復の費用負担をめぐるトラブルを予防するために国土交通省がまとめたもの。
ガイドラインでは、通常の損耗や経年変化は家主の負担とし、原状回復は「賃借人が借りた当時の状態に戻すことではない」ことを具体例を挙げて明確化した。また、借主に故意・過失がある場合でも、経過年数が多いほど負担を軽減し、原状回復の施工範囲は、損傷部分を限定することを求めている。
ガイドラインは法的強制力はないが、多くの判例でこれに沿った判決が出されている。

関連用語

• 原状回復義務