刻々と変化する不動産市場。
決断のとき、迫る。

コロナ禍における不動産市場は
どう変化したのか。

不動産市場に新型コロナの影響が出はじめてからおおよそ2年あまり。感染拡大と収束を繰り返す中、実生活や経済への影響は続くものの、不動産市場への影響という意味ではだいぶ限定的になってきています。1回目の緊急事態宣言が出た2020年4月当初こそ経済への大きな打撃が懸念されましたが、各国の経済対策の甲斐もあり、世界的に株価は好調を維持し、それにともない日経平均も上昇傾向が続きました。日経平均株価の推移と連動する傾向がある首都圏の不動産価格も上昇を続け、とりわけマンション価格はバブル以降最高値を更新するなど、「コロナ禍」と言われる中でも不動産市場は活況が続きました。

今も続くマンション価格の高騰は、
2013年からはじまった。

もともと首都圏の不動産価格は2013年から異例ともいえる上昇を続けていました。住宅ローン金利が低水準だったために購入層が活発だったことに加え、東京オリンピックの開催決定やアベノミクスにより日経平均株価が上昇し、不動産価格に反映されたとみられています。しかし、株価が上昇したものの景気の低迷が続いたこともあり、2016年に日銀がマイナス金利政策を実施。不動産価格が上昇しても金利の低下により不動産が購入できるという状態がさらに価格の上昇を呼び込みました。この構造が歪だったのは、不動産価格の上昇に比べて消費者の所得はそれほど増えていないという点です。その差を低金利が補っているにすぎず、株価の好調に対して決して景気が回復したわけではなかったのです。そして、金利低下による価格上昇相殺効果の限界が見え始めた2019年、大手デベロッパーは新築マンションの供給数をセーブし始めました。購入者が減少しても価格を維持できる方向に転換したことで、不動産価格は下がることなく推移していきます。新型コロナが発生したのはそのような時期でした。

需要と供給の変化は“売り手市場”に
どう影響するか。

コロナ以降もこの2年間不動産市場の好調が続いたのは、購入需要の増加と在庫件数の減少が主な要因となっています。さらなる金融緩和政策による超低金利状態が、コロナ禍での購入ニーズの変化による需要の増加を後押しし、高騰が続く不動産市場でも活況が続きました。それにともないマンションの在庫が枯渇し、さらに価格が上昇するというサイクルに入っていました。ところが、2021年夏以降、購入と売却の変動率の差が縮まってきており、市場では減少し続けていた在庫件数が増加傾向に転じるなど、今まで“売り手市場”を支えていた状態がコロナ以前に近くなってきています。それにともない価格の変動率も横ばいとなり、今後の不動産価格の展望が読みづらい状況となってきています。

不動産市場に直結する世界経済と
日経平均、
そして金利の上昇。

2021年後半以降、不動産市場の変化が見られる中、2022年に入り次々と世界経済に影響を与える事態が起こっています。日本同様、コロナ禍による低金利政策が続いていたアメリカがついに利上げに踏み切ったことで株価が下落し、日経平均にも大きな影響が出ました。さらに世界情勢も不安がいまなお続き、今後の世界経済、株価の動向を予測するのが難しい状況が続いています。日経平均の変化と、需要と供給のバランスは大きく不動産市場に影響しますが、その意味でこの2022年は一つの転換期となる見方が出てきています。在庫件数の推移をみても増加傾向にあるとはいえ、現時点においてはまだ「在庫不足」であり、市場自体も好調をキープしていますが、今後大きな変化が出てくる可能性は考えられます。さらに、日本ではまだ利上げの政策に転換していないものの、金利自体は海外の利上げに引っ張られるようにわずかながら上がりつつあり、今後の動きが注目されています。市場の変化、金利の上昇は不動産価格の下落につながりかねないことを考えると、高値売却を目指すなら今が「売りどき」のラストチャンスと言えるのではないでしょうか。

JR山手線新駅とリニア新幹線開業で
「品川」駅周辺エリアは
新たな東京の中心地へ。

「品川」駅はJR東海道新幹線をはじめ、山手線や京浜東北線、東海道線など多くの路線が集まる東京の南のターミナルとして発展してきました。この「品川」駅周辺では、2027年開業のリニア新幹線の始発駅となったほか、「品川」駅と「田町」駅の間にJR山手線の新駅「高輪ゲートウェイ」駅が開業。合わせて再開発など都市インフラの整備も進んでおり、さらに発展していくことは間違いありません。

「高輪ゲートウェイ」駅の開業で、発展が期待される新しい街へ。

品川駅北周辺地区は、2018年5月の国家戦略特別区域会議にて都市再生プロジェクトに追加されました。田町駅の南エリア(港区三田など)から品川駅の北エリア(港区高輪など)に及ぶ、約9.5ヘクタールのエリアが大規模な都市再生特別地区に指定されています。中でも、JR山手線の新駅「高輪ゲートウェイ」の開業は、現在開発中の「グローバルゲートウェイ品川」を含む周辺の再開発と合わせて多くの注目を集めています。「グローバルゲートウェイ品川」では、カンファレンスやコンベンション施設、国際水準のホテルや居住施設などが整備される予定で、国内外から人々が集まる国際ビジネス交流拠点が誕生します。また、「高輪ゲートウェイ」駅から「品川」駅周辺へつながる基盤整備も予定されており、「品川」駅周辺にも「高輪ゲートウェイ」駅の波及効果が期待できそうです。

リニア新幹線の開業は
「品川」をさらなる発展へと導く。

「品川」駅が発着駅となったリニア中央新幹線は、「品川」駅から「名古屋」駅までわずか40分、「品川」駅から「大阪」駅までは最速67分という短時間で結ぶ夢の高速鉄道です。2013(平成25)年9月にJR東海が公表した「中央新幹線(東京都・名古屋市間)環境影響評価準備書」によると、「品川」駅の東海道新幹線ホームの地下にリニア新幹線用の地下ホームが設置される計画になっています。2027年度予定の開通を迎えれば、日本経済全体の活性化が期待され、「品川」が未来の東京を担う街となるでしょう。

首都圏・関西・名古屋の人気の高い約29,000棟超の
推定相場価格や物件情報をいつでも閲覧できるマンションデータベース。
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新築時からの価格騰落率など、
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港区・品川区を中心とした都心の不動産売買のことは
野村の仲介+(PLUS)品川センターへご相談ください。

品川は2027年開業予定のリニア中央新幹線の発着駅として交通の要衝の役割を担う一方、羽田空港へのアクセスに優れ、新しい「日本の玄関口」として近年めざましい発展を遂げています。日本を代表する大企業が集まるビジネス拠点である一方、芝浦から天王洲・品川シーサイドにかけてのウォーターフロントにはタワーマンションが林立し、「職住近接」のライフスタイルが実現する生活拠点としても魅力的な街です。当センターでは港区、品川区を中心に都心部の居住用、事業用、収益用不動産等、経験豊富なスタッフが丁寧かつスピーディーに対応させていただきます。

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